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さぁ、連れまわされる覚悟を。

昨日かなり早めに休んだからか、今日は少し早めに起きた。ホテルの部屋の窓から見える景色はとても良かった。今更だが、まともに窓から外をのぞいたのは今回が初めてな気がするな…。


今日は早くから遺跡などをまわることになっている。柊が歩きながら行く場所の説明をしてくれた。俺も少し、話に入ったりして、仲良く雑談しながら向かった。


「いやぁ。ヨーロッパに来てから一週間ぐらい?経ったけど、時間が経つのは早いね。それに荷物の量も、どんどん増えていくし。これはドイツの時、一度お土産たちを送っておいてよかったよ。陸斗もよくあんな有名なホテルを手配できるね。すごいなぁ。陸斗自体もすごいし、陸斗が継ぐ、神楽坂財閥も凄いね。」


「財閥なのは一部だ。会社自体は財閥企業ではない。まあ、財閥としての地位はあるが。」


「へぇ。うちは航空会社だからなぁ。僕も経営とかは学んでるけど、パイロットの免許を取るわけではないから。兄さんがパイロットになって、僕が会社を継ぐんだよ。兄さんが前、経営は向かないとか言ってたね。で、僕が継ぐことになったから、航空系は自由に手配ができる。まあ、プライベートジェットくらいなら。」


「何言ってたんだか。プライベートジェットくらいならうちもできるだろ。あんましたことないだろうけどな。実際俺はないし。兄とかいるんだな。柊に。」


「兄はいるね。兄さん、体鍛えててほぼ自衛官みたいだよ。」


「自衛官か。それまたすごい兄だな。」


「そうだね。兄さんはかっこいいよ。僕はパイロットになりたいとは、思えないけど。」


「大手航空会社の跡取りがそんなこと言っていいいのか?なりたくない…。ね。」


「ま、いいでしょ。パイロットにはなれないから。それなら、僕には経営のほうが向いてるんだよ。」


「そうか。」


「陸斗には兄弟姉妹いないの?」


「…妹なら。」


「妹か。なら陸斗はお兄ちゃんか。へぇ。妹いたんだ。僕には兄はいても弟や妹はいないから。ちょっといいなって思うかな。」


「別にそんないいものじゃないだろ。俺からしたら上がいるっていいと思うけどな。まあ、跡取りになったからには、ちゃんとするが。」


「あっははは。」


急に柊は笑い出した。

「なんかあったか?」

本当に今ので笑うとこなんかあったか?


「ごめんごめん。いやぁ、お互いに羨ましがってお互いに別にそんな…。みたいな反応してるのが面白くなっちゃって。」


「......」


確かに、お互いに羨ましがって、お互いに別にそんな…。みたいな反応はしたな。そうやって考えていたら俺もいつの間にか少し笑っていたらしい。


「お、着いたよ。コロッセオ。」


柊がいきなりそういうので隣を見ると、確かにコロッセオに着いていた。建造物見学だな。本当に。最初の目的はオーケストラのような洋楽や、オペラを聴きたくて…。みたいな感じだったはずなんだが…。


「ローマのシンボルとして親しまれるコロッセオは、ローマ帝国の一大娯楽として栄えた円形闘技場の遺跡なんだ。有名だから知っているでしょ?教科書にも載っていたし。当時はグラディエーターと呼ばれる剣闘士と猛獣との死闘を観戦しにローマ中の市民が集まっていたんだ。コロッセオを含む周辺の遺跡群は、「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂」として世界遺産に登録されているよ。周囲527m、高さ48mの巨大なコロッセオは、地下1階地上4階建ての建物で、すでに人力のエレベーターなども使用されていたといわれていて、遺跡となった今でも当時の建築技術の高さがうかがえる場所なんだ。夜間にはライトアップも行われているから、夜に来たら昼間とはまた違った雰囲気を楽しむことができる。まあ、今回は朝に来たけどね。さ、お土産を少し買ったら移動するよ。時間が経つのは早いからね。」


「夜…ね。そうだな。お土産か…。また荷物増えるぞ?」


そういった時には、もう柊はお店に入っていった。はぁ。しょうがない。荷物が増えるのは不可抗力とにでもしておこう。さ、護衛の者たちもいくぞー。


そういって以外にもお土産を買いました。何を買ったかは今いうことではない気がするからまた今度。


次に向かったのは…フォロ・ロマーノ。コロッセオ駅から徒歩で約6分なのでまあまあだ。一度来てみたいと思っていたので、今回来ることができたのは嬉しい。


「古代ローマ時代を象徴する遺跡、フォロ・ロマーノ。紀元前3世紀から約600年間、古代ローマの政治や経済の中心として栄えていたんだ。フォロ・ロマーノは「ローマ市民の広場」という意味で、ローマ帝国の栄枯盛衰を物語る趣深い遺跡だよ。民会や宗教儀式が行われていたとされる広場周辺には元老院議事堂や神殿が建立されていて、その一部の柱などが残されているんだ。その中でも特に存在感を放っているのが、セプティミウス・セウェルス帝の凱旋門。ほかにもアントニヌス・ピウス帝とファウスティーナの神殿が目立つけど、円柱以外は中世に再建されたものになるよ。看板もなく遺跡が無造作に点在しているから、ガイドブックを片手に観光するのがおすすめだよ。まあ、ガイドブックなんて僕にかかればいらないけれど。」


ああ。本当にガイドブックなんていらない。柊が全部知っているからな。流石大手航空会社の跡取りといったところか。地理などは頭に入っているらしい。俺もある程度はわかるんだがな。流石に柊みたいにそこまでは詳しくない。今回旅行はそういうところも知れるから、ありがたいしいいと思う。ああ、ホテルに戻ったらレポートをまとめとかないとか。最終的には何枚になるんだろうな。今でもう、かなりの枚数があった気がするが…。読むのが大変になると思いますが、先生、頑張ってください。


次に来たのはパラティーノの丘。コロッセオ駅から約8分。コロッセオ、フォロ・ロマーノ。パラティーノの丘はあまり離れていないからまわりやすい。


「古代ローマ帝国の起源となった七丘の中で、もっとも、歴史の古いパラティーノの丘は、ローマ神話において軍神マルスの子で初代の王、ロームルスがパラティーノの丘に住み始めたのがはじまりなんだ。その後も貴族の高級住宅地として発展して、初代皇帝アウグストゥスなど歴代の皇帝も居住し、多くの宮殿が建築されたんだ。壮大な宮殿や邸宅群が今も遺跡として残っていて、古代ローマのロマンが感じられる。フォロ・ロマーノとコロッセオを含めて一つの屋外博物館として公開されいて、多くの遺跡を一気に見学できる大変お得なスポットだ。遺跡のほかに遺跡の発掘品を展示した博物館や、世界初の植物園であるファルネジアーニ庭園など見どころがたくさんあるんだよ。まわる?陸斗。この後もいろんなところへ行くけれど。」


「行ってもいいんじゃないか?ある程度時間には余裕があるだろ。」


「よーし。なら行こう。おっと、でもその前に、先にお昼ね。お腹すいたや。」


「そうだな。昼食が先だな。時間が経つのは早い。」


そんなこんなで、俺と柊は昼食を食べて、休憩をしてから、博物館やファルネジアーニ庭園などに行った。そして午後はまだまわる。今日のうちにローマは制覇をするらしい。確かに楽しいし、ためになるから俺は本当に旅行に来ているとわかる。確かに父さんが言っていた通りだ。「たまには思いっきり旅行にでも行って、気分転換をして来い。」だってさ。これはいい気分転換になってるな。運動にもなるし、普通に旅行もしているからやりやすい。帰ったら日本でも、どこか出かけてみるのもありだな。

ちょっと長いので区切ります。説明が多くてごめんなさい。

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