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目的は猫です。

俺は母と彩音に、誰を連れてくるかまでは言っていなかったため、奈々を見た瞬間、彼女だと誤解された。その為彼女ではないことを念押しして話したこともあり、誤解は解けたようだった。


母は少し残念そうに「彼女じゃないのねぇ。やっと彼女を連れてきたと思ったのに。」と言っていたが、彼女じゃないんだからしょうがないだろう?


それに目的は猫なんだ。別に奈々を紹介したくて連れてきたわけじゃない。


なのに俺は何を少し残念そうに思っているんだよ…。

()()()あくまで猫を見たいという奈々を連れてきただけだ。


はぁ…。確かに昔約束はしたさ。でもそれはただの口約束だったし、まだ俺と奈々が小さかったころだ。今は関係ない。関係ないんだよ…。


俺が1人で自問自答を繰り返していると、奈々は母と彩音に連れられて部屋に入っていった。廊下までも届く奈々の楽しそうな声。それが聞こえるだけで、俺は彼女を連れてきてよかったと思えた。


しばらくして何時間たった後、奈々は帰ることになったので俺が送ることにした。

彼女を家まで送る時、奈々が楽しそうに猫たちの話をしてきたので思わず俺も笑っていた。


いや、楽しくて面白おかしかったんだ。最初はあんなに緊張していたのに、いざ着いたら興味津々の可愛い少女になるんだ。


そして奈々を無事に家まで送った後、俺は自分の家へと帰る。


家に着くと彩音から奈々のことを凄く、事細かに聞かれた。

答えていくたびに彩音は楽しそうに笑っていた。俺は質問に答えているだけなんだが......何か面白いことでもあっただろうか?俺は訳も分からず笑っている彩音を見るたびに自分が何を話しているのかが不安になってきた。変なことは言っていないだろうかが俺の気がかりだった。そしてなぜか途中で母も質問をしてきていた。ちゃんと答えたが......母と彩音。二人そろって質問をしてくるこの二人の姿を見て、安易に答え始めてはダメなのだと悟った。



母と彩音からの質問攻めから解放されたのはそこから二時間後だった。

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