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波乱万丈な帰り道。

陸斗君に誘われてこの後、陸斗君の家にお邪魔することになったけど…

私が陸斗君の家が分からないって言ったら私を送ってくれることになるなんて予想してなかったよ…!

私の心臓が持たないよ…。すれ違う人たちからめっちゃ見られてる気がするし…。なんか女の子たちの視線が怖いよ…!


ふと私は陸斗君を見る。やっぱり綺麗な顔…。それに優しくて何でもできちゃう。学校でも相沢君と一緒によくいる陸斗君はいろんな学年やクラスの子達の注目の的。おまけに陸斗君は大企業の次期社長で…。私が恋をしていても叶うことなんてないって分かってる。


でも、誘われた時本当に嬉しくて…。少しドキドキしちゃった…。


ドンっ


急に誰かがぶつかってきた。


「きゃっ......」


「大丈夫か?」


「う、うん。ありがとう。陸斗君。」


転びそうになった時、陸斗君が助けてくれた。

私と陸斗君はぶつかってきた誰かを見る。そこにいたのは私を変な目でジロジロと見てくるおじさんだった。


「ぐへへ…。いい女の子だねぇ。僕の愛人にならないかい?」


愛人......!?私が少し震えているとそれに気づいたのか陸斗君は私の手を握ってくれた。私もハッキリ答えないと!


「なりませんっ!お断りします。」


私はしっかり断った。でも......


「そんなこと言わずにさぁ…?僕なら君を幸せにしてあげるよぉ…?ぐへへ…。」


ま、まだ伝わってないの…?私が困っていると陸斗君が口を開いた。


「幸せになるかどうかなんてわかんないだろ。そもそも彼女は断ってるんだ。これ以上しつこく来るんだったら俺は警察に通報する。わかったならとっとと立ち去れ。」


少し怒ってる…?明らかに不機嫌そうな声で陸斗君が反論してくれたことによって、やっとその人は諦めてどこかへ行った。


「あ、ありがとう。陸斗君。また助けてもらっちゃった。」


「いいんだよ。奈々も困ってそうだったしな。それに…。」


「それに…?」


「何でもない。」


そう言って陸斗君は何かを隠した。何なのかは分からなかったけど、陸斗君のおかげで助かった…。今日は陸斗君がいてくれて良かったかも.........。





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