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かつての、愚かさが、醜さが、されど輝きが

作者: 夢飾


ぽつり、           

     ぽつりと言葉が   

               


つぶやく心が、        

        痛い     

               



 一人っきりの狭い部屋で


淡く輝く月を見上げた




どこか暗がりへと


 どこか私もいない場所へと




 心臓が真ん中にあるどろどろになって思考した


ぐるぐると絡まった糸を紡いだ








  さらら.....さらら.....さらら.....








後悔が雪になって降り積もり


温かなそれにくるまって


どろどろ






何か、

    何か失くした


何か大事なものを、 失くした




それはきれいで

        

あたたかくて

        

ぼうっとした光




その過去を


 通り過ぎた過去を



さらり、 

     失くした






後悔の雪が降り積もる.....





何も残らないのだろう


大切なものを抱えて


痛みと悲しみを抱えて





     さっと通り過ぎた何かが代わりにつぶやくように





過去が降り積もる




誰かが通り過ぎていく


何か、 何かを失くしていく






私は、 どろどろ






外面だけがきれいになって


何も良くない自分だけ―――




きれいになりたい


消えない醜さが残って


後悔が降り積もって


なのに優しくて温かい





私、

   あなたに恋したの


     あなたはどこかに行ってしまったけれど



私、

   あなたを殺したの


  私もいっしょに





消えた私に雪、降り積もって




何が残ろうか


こんな私に


大切なものがきらりと


消えない後悔がざくりと





淡い月夜が木霊する


何も見えない夜闇に言の葉



揺れる夜闇と電子の海よ


消える消える私は消える







温かな過去が降り積もる

動けない私は埋もれてく















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