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噓つきさくら

作者: 相水 歩

 男はあるとき、とても美しいさくらに出会った。


 男とさくらは、お互いに一目惚れをした。

 そして、男とさくらは愛を語り合った。


 さくらは言った。


「一年後に、再び会いましょう」


 数ヶ月後、男は待ちきれず、もう一度あのさくらを見たいと思い、再びその場所を訪れた。


 しかし、そこにいたさくらは、以前と比べて、とてもみすぼらしい姿だった。


 男は言った。


「俺をだましたな」


 さくらは答えた。


「だましてなどいません。もう一度、春にこの場所を訪れてください。そのときには、美しい姿をお見せできますから」


 男は、さくらの言葉に耳を傾けずにその場を去った。

 

 その後、男とさくらが出会うことは二度と無かった。

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