過ぎ行く日々
「過ぎ行く日々」
都会で暮らす
楽しい日々
それでも
毎日の当たり前の生活に
ママのありがたみを知る
「知らない人を部屋に入れない」
「知り合ったばかりの人の
保証人にならない」
耳にタコのママの言葉
お気に入りのシャツが破れたの
糸と針で縫ってみる
思い出したの
テレビを見て笑ってる私の横で
体操服に
クラスのゼッケンを縫ってるママを
知らず涙が溢れてくる
「そっか、そうだったのか」
全部はきっと
わからない
そう
母の立場にならなきゃわからない
でもでも
今わかるだけの
大好きを
伝えたい
「ありがとうございます。ママ」
「2019年8月2日」
*フィクションです。