頑張るあなたへ。〜魔女のキキは今日も元気です〜
これは、角野英子の「魔女の宅急便」じゃなくて、ジブリアニメの「魔女の宅急便」のお話。
ジブリアニメの「魔女の宅急便」は、思春期の女の子の話じゃないよ。
頑張るあなたへ。
単なるエッセーなのだけど、「魔女の宅急便」のネタばれ、含むよ。
えっとね、なんか13歳のキキって魔女っ子が、どうやら一人前の魔女になるために、魔女のいない町に旅立つんだって。
一人前の魔女になるしきたりとは言え、ひどくないーーーー。「魔女のいない町」に行くんだよ?
だって、それまでのknow-howが通じないんだよ。「魔女」の常識だって通じない。
ほら、やっぱり。
新しい町に来て、ホウキで空を飛んでたキキは警察に怒られる。
魔女がホウキで空を飛ぶ。それは当たり前だったかもしれない。けれど、この町では非常識。
今まで当たり前だったことが通じない。
こまった、こまった。キキは、宅急便を始めてみる。
上手くいかない。いかない。
ジジとも会話出来なくなっちゃうし、空も飛べなくなっちゃう。
いままで自分が培ってきたものが全部、否定されちゃう。通じない。自信を無くしちゃう。
で、なんだかんだで、飛行船が暴走して、トンボって男が落ちそうだってよ。
わりとキキと縁のある男だってよ。
キキは飛ぼうとするんだって。
デッキブラシで。
おいおい、魔女としての誇りはどうした? デッキブラシで飛ぼうとするなんて。
でも、キキは知っているんだ。ホウキじゃあ、この町では通じないって。
また飛ぶには、新しいものが必要だ。
魔女です。デッキブラシに乗った魔女です。
キキは、デッキブラシで飛びます。ホウキより格好悪いよね。でも、それで飛んで、トンボを救うんだ。
そして、最後は、町に受け入れられていく。
小説を書くものとして、起承転結で語ろう。
起:魔女のいない町で生活する試練 → 新しい環境や方法でチャレンジしなければならない
承:それには困難が伴う → やっぱり挫折とか失敗を経験する。
転:魔女のいない町で生活していくための転機 → ホウキじゃないデッキブラシへ。新しい自分へ。
結:魔女のいない町で受け入れられ生活していく → 私は元気です!!!!!
アニメや小説にしてしまうと、体感時間は90分の物語かもしれない。けれど、人生ではそうはいかない。
デッキブラシで、いいんだよ。ホウキじゃなくても。
頑張るあなたへ、それが言いたかった。