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僧侶は癒やし系アイドルになれるのか?

俺の名前は(すどうあいと)24歳無職

趣味はアイドルの追っかけ

今日もいつものように地下アイドルのライブを観にいこうと思って家を出た。その時であった

ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

謎の爆発により俺の人生は終焉を迎えた




「ん?あれここは?」

そこは一面何もない真っ暗闇であった。

しかし、自分の姿は確認できるという不思議な空間である。

「お目覚めになられましたか?」

俺は声のする方へと振り返った。すると、そこには白い髪に美しい瞳。ギリシャ神話に出てくるような女神がそこにはいた。

と、とりあえずここは今の状況を確認しなくては!と思い俺はそこにいる女神に聞いた

「ここはどこですか?」

すると女神は

「ここは死後の世界です」

と答えた

俺はしばらく黙ってしまったがすぐに

「えぇー!?死後の世界!?」

と、叫んでしまった

女神が微笑みながら今俺が置かれた状況を教えてくれた

「貴方は今から丁度8時間ほど前に飛んできた飛行機が自宅に墜落しその事故に巻き込まれてお亡くなりになりました。」

「何その不運な事故!?俺の日頃の行いそんなに悪いか!?」

「話を遮らないでくれます?」

「アッハイ」

「簡潔に言うとここに呼んだのは貴方を別の世界に生まれ変わらせたいのです。」

あまりにも唐突な話だったので俺はここで質問をした。

「あ、あの~それは何のためにですか?」

「私の業績を上げるためです」

ん?業績?

「最近異世界転生というものが神々の間でブームとなっているのです。」

そんなJKがタピオカ飲むみたいな感覚で言われても…

「人間の社会と同じように我々神々の世界にも階級制度が存在しています。その階級を上げるためにはポイントを稼ぐことが必要なのです。そしてそのポイント稼ぎで一番効率的なのが人間を異世界に転生させその世界に平和をもたらすことなのです。だから私が昇進するためにあなたには異世界に飛んで世界を救って貰います!」

そんなコンビニ行く感覚で世界を救うとか言わないでくれ。

「でもそんなこと言ったって俺は何の能力もないただの人間ですし、世界を救うなんて到底…」

「安心なさい!貴方には異世界に行く特典として、力が異様に強くなる、全属性の魔法適性、そして何故か女の子にモテる能力を付与しました。」

何それ!?でも最後のはちょっと嬉しいかも

「それではいってらっしゃい異世界へ!」

と、質問も終わらないうちに俺は異世界へ飛ばされた。

そして、次に目を開けたとき俺は道端に倒れていた。

「あ、お目覚めになられましたか?」

さっきと同じセリフだが今度はなぜか妙に安心感がある。

俺は声の主を振り返るとそこには杖を持った金髪の美少女がいた。

「さっきからずっと回復魔法をかけてたのに起きないのでもう死んじゃったかと思っちゃいました。」

見た目だけでなく性格も良い。こんな良い子だったらすぐアイドルになれるのに、ん?アイドル?そうだ!

「君アイドルにならないか!?」

こうして、この僧侶と世界を平和という指名をすっぽかした俺のアイドル物語が始まるのであった。


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