表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

春まだ遠し 自愛せよ

作者: 秋葉竹

ねえいったい

なにをうたってきたのかと

過去に問われる あの「からたち」から


その声で

月下ひとりで歌うんだ?

子猫の好きなチーズもないのに


傷つくにゃあ

月と猫の目 変わるにゃで

変わらにゃい愛 信じにゃい?にゃあ?


カッコよく

おちつけなんていわないで

自愛 呑み込み 飛び跳ね廻るわ


月がおち

街にぶつかりそうなころ

新生朝日が昇って来る塔


なめないで

夜な朝なに立つ波に

なまえを名づける馴れ合い無くなれ


ほむら立つ

運命だって叛逆(さから)って

銀色女神を 愛しに行くから


風の吹く

たそがれどきの街の天

響くはほのかに明るい賛美歌


お別れの

キッスで私は泣いたけど

もう会えないとか ホントに知ってる?


爪を立て

背中に突き刺す痛みより

こころの痛み 「冷たくしないで」


愛は嘘

なんてことない言葉だろう

真実だろうが 私はきかない


あびるほど

優しい気持ちをもらったら

なんだかこのまま死ぬかと思った


人生に

なにも無かったふりをする

なにかがあったふりでもいい


なんでもない

しあわせちいさな天使の感じで

部屋にたゆたう あったかな冬


マリエのよう

綺麗なものだけみて暮らす

夢の時間はもう終わるけど


冬 小川

おもちゃの銀の水車を回した

時間を止めた 薄氷ひび割れ


かこかつて

むかしは君が大好きだった

いまはそれより まだ好きな君


ささやくよ

グッバイマイラブ君は嘘

グッバイ自由 グッバイ楽園


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ