春まだ遠し 自愛せよ
ねえいったい
なにをうたってきたのかと
過去に問われる あの「からたち」から
その声で
月下ひとりで歌うんだ?
子猫の好きなチーズもないのに
傷つくにゃあ
月と猫の目 変わるにゃで
変わらにゃい愛 信じにゃい?にゃあ?
カッコよく
おちつけなんていわないで
自愛 呑み込み 飛び跳ね廻るわ
月がおち
街にぶつかりそうなころ
新生朝日が昇って来る塔
なめないで
夜な朝なに立つ波に
なまえを名づける馴れ合い無くなれ
ほむら立つ
運命だって叛逆って
銀色女神を 愛しに行くから
風の吹く
たそがれどきの街の天
響くはほのかに明るい賛美歌
お別れの
キッスで私は泣いたけど
もう会えないとか ホントに知ってる?
爪を立て
背中に突き刺す痛みより
こころの痛み 「冷たくしないで」
愛は嘘
なんてことない言葉だろう
真実だろうが 私はきかない
あびるほど
優しい気持ちをもらったら
なんだかこのまま死ぬかと思った
人生に
なにも無かったふりをする
なにかがあったふりでもいい
なんでもない
しあわせちいさな天使の感じで
部屋にたゆたう あったかな冬
マリエのよう
綺麗なものだけみて暮らす
夢の時間はもう終わるけど
冬 小川
おもちゃの銀の水車を回した
時間を止めた 薄氷ひび割れ
かこかつて
むかしは君が大好きだった
いまはそれより まだ好きな君
ささやくよ
グッバイマイラブ君は嘘
グッバイ自由 グッバイ楽園