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5-3

倒れていたエルフたちの治療を一通り終えたyukitoとエレサのもとにharumaとayaが合流した。

「他の人たちは安全な場所に避難しているからできればここの人たちも運びたいんだけれど」

「そうだなまずはこの人たちを運ぶか、風魔法で5人ずつなら運べるだろう。

場所を教えてくれる?」

yukitoは5人ずつ慎重に地下室のある建物の前まで風魔法で送り届け始めた。

残りの3人は送られてきた人たちを二人ずつ地下に転移させていった。

全員の移動が完了し今後の作戦会議となった。


地下で聞いたことをayaが報告しているとそれを聞いてyukitoは何かを考えていた。


「yukitoはさっきから何を考えているんだい?」

harumaが尋ねた。


「彼らを治療していて気が付いたんだけれど、倒れているエルフはみんな呪いの類にかけられているんじゃないかと思う。だから解毒では効き目がないんだ。

それに回復魔法は延命の効果しかない。

呪いを解除しない限り確実に死んでしまう。

魔法で解除できないわけではないと思うんだけれど、超上級魔法だから自信がないんだ。

それよりアイテムを錬金したほうが確実に解除ができる。

その素材を考えていたんだけれど、、足りないものがあるんだ。

もしかしたらエルフの人たちが知ってるかもしれないから採取したいんだ。

あと。。」

そこまで言うと鞄の中から朝ずっと錬金していた装備をその場に出した。


「ドラゴンでつくった装備だ。サンプルとしてここから細かくカスタマイズしてみんなの好みのを作ろうとしたんだけれど、時間がないから今回はここにあるもので我慢してほしい。」


3人はこれから戦うことになるだろう相手がどれくらい強いのかもわからない。

そのため完全な装備をしたかったのは言うまでもない。

3人は好きなものを選び身につけた。


「一度地下にいこう、妖精の国に行くにしても結界で僕らだけではいけそうにないし、それにyukitoには彼らのそばに居てほしい。」

「もちろんだ。素材のことも聞きたいし、場所がわかれば採取を頼むよ。」

「了解、じゃあ地下に転移するよ」

ayaがyukitoに触れると二人が消え、それに続き残る二人もその場から消えた。


4人が現われるとエルフたちは口々に感謝の言葉を投げかける。

「僕はyukitoと言います。

現状をお話しします。

意識がない方々は呪いにより目を覚ますことができません。

解毒では効果がないのです。

たぶん皆さんの中でも通常の呪いを解除できる片はいらっしゃると思いますが、

呪い自体が複雑なものなので超上級魔法でも失敗の可能性があります。

僕は錬金士です。ですので解除のためのアイテムを錬金したいと思っています。

それには素材として足りないものがあるのですが、もしご存知の方が居たら教えてください。それと僕はここに残りますが3人は長を取り戻しに妖精の国に向かいたいのですが、行く方法がわからないのでそれも教えてください。」

「妖精の国のゲートはエルフじゃないとあけられないので私が開けます。」

シューレがこたえた。

「ありがとうございます。ゲートを開けていただけるだけ十分です。よろしくお願いします。」

harumaがこたえた。


「それから素材は何が必要なんですか?」

「探しているのはアサレ草のつぼみと、星の雫石です。」

「アサレ草は湖のほとりにあります。母が取りに行ったのもその薬草です。。。」

涙ぐみながらシューレが続けた

「星の雫石はここにはありませんが、妖精の国にあります。

癒しの木という大木があるのですがその根本を掘れば見つかると思います。

ですが癒しの木に認められたもの以外近づくことすらできません。

長ですら触れたことがないのです。他の場所はわかりません。。」

素材が集められない可能性が高いことに落胆し泣き出すエルフたち


「ではまず、アサレ草をayaとharumaと一緒に取ってきてもらえないでしょうか?

それが終わったら3人のためにゲートを開けてください。

僕は皆さんと一緒にここに残って他の方法も含めて考えてみます。

きっとどうにかなりますから、今はできることから始めましょう。」


yukitoの言葉にエルフたちは泣くのをやめ顔をあげた。

すぐにそれぞれが行動をした。

ayaとharumaたちが転移したあとyukitoは鞄から野菜や果物を取り出した。

ファンタジーに出てくるエルフは肉や魚は食べないと語られるものが多いためだ。


「呪いの方法が分かるまでこちらを召し上がってください。

あと僕たちが肉を食べるのをお許しください。

外にでて調理して食べますので、すみません。」


yukitoとエレサはいったん外に移動して建物の前に空間魔法で4人の食事ができる空間を作った。生き物が入れる空間なので、住居代わりにすることも可能だ。

肉をだし、塩コショウで味付けをしてから火魔法で肉を焼いて食事の準備をした。


「俺一人安全な場所で待機って男としてどうなんだっ。。

でも行っても絶対に足手まといになるのはわかってるんだ。。だけど。。」

「そんなことないですよ。

こんな素晴らしい装備を作ってくれたじゃないですか、一緒に戦っているのと同じです。

それにyukitoさんは状況を把握して的確に指示してくれるじゃないですか。

私にそれができたら。。。。」


エレサは自分がしてきた過ちを思い出し下を向いてしまった。


「何があったか知らないけれど、これからだって、後悔したって始まらない。

俺なんてひどい男だったんだから、最低な人間だったんだ。

でも師匠にチャンスをもらったんだ。

感謝してるし、絶対戻らないと誓って前を向いてるんだ。

エレサの悩みなんてかわいいもんかもしれないぞ俺の悪党ぶりに比べたら。

一緒に前向いてこうな!それといい加減俺にもayaと同じようにため口できいてくれないかな。。

なんか距離を感じて。。」

ニカっとエレサに笑ってみせた。


「ありがとうございます。。じゃなかった。。ありがとう!」

「それでよし!あとさ、俺の勘なんだけれど、エレサだったら癒しの木に近づけると思う。

だから担当者ってことで素材よろしく」

 了解 とエレサはyukitoに微笑み返した。


ayaとharumaは採取を終えシューレを地下に送り届けてから二人のところに姿を現し4人で肉を食べ始めた。


「食料もってきてくれて助かるよ。なんかおかんみたいだなyukitoって」

harumaが冗談で言うとちょっと不貞腐れたyukitoをからかいあいながら和気あいあいと肉を平らげた。


「さて出発しよう。エレサは妖精の国についてから定期的にyukitoに連絡をしてほしい。

何かあればすぐに戻ってこれるようにしないといけないからな」

「よろしく、エレサ。

じゃあみんな頑張って!

何か必要なものがあれば言ってくれたらここでも場所を借りて作れる用に準備するから。

あと必ず妖精の国に入って戦う前の準備として光魔法を体にまとう様にすること。

それと相手の攻撃はすべて光魔法を加えて防御すること。

できれば攻撃するときも魔法を使うなら複合魔法で必ず光と複合したほうがいい。

相手はかなりの闇属性の使い手だと思う。」

「OK」「おう!」「了解!」


シューレが噴水に手をあてると噴水に洞窟のような穴が現われた。


「ここから妖精の国につながっています。お気をつけて」


3人はシューレに礼を言うと穴の中に入るとすぐに穴がふさがった。

yukitoは錬金室を借りたいことをシューレに伝えると、地下室の隣に作業場があるというのでそれを使う許可をもらった。

二人で地下室に戻る間シューレはエルフの国について語りだした。


物語に出てくるように不老長寿であること、死を迎えるとエルフとして転生するが前世の記憶はなくなっていること、シューレは上級エルフのハイエルフであり、代々国を治めてきたこと。

それとエルフは調剤を得意としているため各家には作業場があることなど教えてもらった。

調剤は錬金の一種でもあるため共通の知識に会話が弾み地下室に戻ってもエルフたちと話が弾んだ。

「ところでyukitoさんは何を作ろうとしてるんですか?素材を聞いてもあまり思い浮かばなくて、私たちにも作れるならお手伝いしますよ。」

そういってくれたエルフに対して

「霊薬をつくります。」

「「「「「えーーーーーっ」」」」」

エルフが驚くのも無理はない。

霊薬は伝説上の薬とされ数百年から千年に一度ダンジョンから超レアアイテムとして見つかるくらいで錬金方法など知られていない。

しかもそれが長生きであるエルフですら知らないものを人間の若者が錬金の方法を知っているとは驚愕である。

「そうですよね、人間の僕に作れるとは思いませんよね。

皆さんで作られた経験がある方がいらっしゃったらお手伝い願いませんか?」

何を言ってるんだと理解に苦しむエルフたちの中でシューレが代弁して

「エルフでも作ったことはありませんし、存在すら目にしたものもいないと思います。

本当にほんとうに作れるんですか?」

今度はyukitoが驚いた。

錬金ギルドの古い資料にも記載があったし、師匠から譲り受けた書籍にもしっかりと明記がされていたのだ。

記載は正しいと思っているがやはり作って証明するしかないなとyukitoは思った。



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