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翌日早朝開かずのドアから美しい女性が出てきた。yukitoは物音に目を覚ましたのだが自分のいるところに女性がいるとは思えないので夢だと思いそのまま寝ようとしたのだが、
物音の原因の女性に起こされた。朝5時30分のことだった。
「yukito~おきて~お願い~~」
そういうとyukitoの上半身をベットから起こしゆすり始めた。
「今何時ですか?こんな早くからなんですか、、ってあなた誰ですか??
あれ、カギ閉め忘れた?え、え、え、」
びっくりしたことですっきりと目を覚ましたyukitoに女は
「おばあちゃんの孫のnozomiよ。よろしくね。ごめんね時間間違えてきちゃった。。
でも戻るのも面倒だし待つのも人の家だから用件だけ言おうと思って。」
舌を出しウィンクしている。。。
あの老婆と血がつながっていることに驚いたyukitoは目を丸くしたのだが
「おばあちゃんに言いつけるわよ、その驚きはおばあちゃんに対して失礼なことを考えたわね」
という脅し文句にめっそうもないと否定をしながら謝ってしまった。
気を取り直して改めてここに来た理由を聞くとどうも老婆からの頼まれものを持ってきてくれたということだった。
小さい冷蔵庫サイズの箱を一つ渡された。
片手でも運べる重さである。nozomi曰く鞄に食料品を持ち歩くのはかわいそうだから保管庫に使えということで鞄と同じ性能があるから腐ったり温度管理などいらないものだといわれた。
キッチンのわきに箱を置きその中に昨日買ってきた食料や飲み物をすべて移動させた。
重さやかさばったりということはしないのだがなんとなくすっきりした気持ちになる。
それとnozomiからの依頼を受けた。
「ペンダントを作ってほしいんだけれど、素材はすべて私が用意するから付与内容はその時に伝えるわね。
あと作り方など作業場に参考書が何冊か置いてあるからそれを見ていくつか作ってみるといいとおばあちゃんが言ってた。
後で練習の素材も含め持ってくるけど出かけるなら作業場に置いておくわね。
ちなみに期限は1週間後なので、よろしくね。」
nozomiはそういうとyukitoに手を振って開かずの扉から帰っていった。
呆然とするyukitoであったがこれで寝ると起きられないと思い
シャワーを浴びて朝食にすることにした。
街と違いここには水道も通ってないのだが老婆お手製の水道が設置されている。
地下水を魔法で吸い上げて使っているとのことで属性魔法を持っていたらyukitoも作れたらしいが
yukitoにはないため作れないということだった。
まあそのうち作れるようになるじゃろうとは言われたが老婆のおかげで快適なので十分満足している。
ガスや電気はないため火に関しては魔法の付与されているコンロがある。
ただしこれには魔石が必要となる。
街の家では魔石の配給があり税金の中に含まれているのだが
街から離れたこの家は税金の徴収がないため魔石は自分で購入しなくてはいけない。
コンロに使うだけでなくお湯を使うのにも使うため無くならないように予備が常にある状態が好ましい。
老婆が10個置いて行ってくれたがどれくらい持つのかわからないので1つがなくなるのを経過観察する予定だ。
今日もギルドに行く予定だが何時から開いているのかを確認するのを忘れてたため
作業場の参考書で少し勉強をすることにした。
nozomiの依頼をこなすことは最低限の修行条件であるので失敗はできない。
それに教えてくれる人がいないため今はここにある参考書がすべてなのだ。
1冊丸々読み終わったところで時計を見ると8時だった。
知性のレベルがEXなだけあって読み返す必要がないための見込みも早いし速読もできるようになっていた。
早くついても昨日見ていないところを見て回ればいいかと家を出てギルドに向かった。
自然の多さに空気がおいしい。あんなに毎日イライラして不安だったのがウソのようだ。
今日の依頼はまた同じポーションなら少しは早く終わるからいらない素材などあればもらって練習できないかななどと考えているうちにギルド近くまで着いた。
するとギルドの前にレンネが立っていて誰かを待っているようだった。
「おはようございます。もう開いてますか?」
そうレンネに声をかけるとyukitoを見るや否や
「おはようございます、待ってたんです!!yukitoさんのこと!昨日報酬のお話などしなかったですしそれからそれから、、、」
「落ち着いてください。あの、中で説明してください。何か飲まれたほうがいいんじゃないですか?」
そういうとギルドのドアを開けてレンネを中に入れ続いて入っていった。
報酬はその都度払いもできるがギルドが銀行代わりのようにお金を預かっていることもできるということで
出し入れにはギルドカードで行うということだったのでとりあえず振込というか貯金という形にしてもらった。今現在お金に困っていないからというのもあるし、ポーションだけなのでたいした金額にもなっていないだろうからである、
そしてここからが一番伝えたいことだったようだ。
「昨日作っていただいたポーションなのですが、、通常のものと違って品質があまりに良いというか最高級だったためすべて報酬が一律2倍とさせていただきました。中には10倍だって言い値だっていいからこれからも作ってほしいという方もいらっしゃったくらいです。
今まで市場に出いない高品質なため値段が確定していないのです。
混乱を避けるために金額を確定してしまいたいと思うのですがどうでしょう?」
うれしい報告ではあるが迷惑をかけてしまったのも事実である。
先ほど読んだ参考書には品質向上の術はあったのだが低下させることは記述されていなかった。
とりあえず謝罪をしながらすべてお任せすることを伝え、金額が確定したら教えてほしいことを伝えた。
「なんで謝るんですか?ギルドも手数料をいただく以上助かります。感謝しかありません。
それに実はお待たせしていて期限超えていたものもあったので文句どころか感謝されたのでこちらも助けられたと申しますか、、、」
なるほど、、だれも依頼を受けてくれる人がいなかったといっていたのもあって期限切れのものもあったで言い訳ができたということらしい。
「ご迷惑じゃなかったらよかったです。それで依頼なのですが今日はありますか?それと錬金に関する本などあれば貸していただきたいんですが、購入できるところとか教えてもらえないでしょうか、
それといらない素材などあれば少し練習したいので分けていただけると助かるんですけれど
なんでもかまいません、あるもので練習できればと思いまして。。」
練習素材がなくても知識を蓄えるのも必要なため本だけでも借りられるといいなと思ってのことだった。
「依頼はもちろんありますのでよろしくお願いします。
本ですか、、古いものであれば資料としてこちらにあります。読む分にはかまいませんが持ち出し禁止です。
ただ、、参考になるかは。。。素材はテストで置いてあった素材でしたらお分けできますのであとでお渡ししますね。依頼と混ざるといけないので今日の作業が終わりましたらお持ちしますね。
では今日の依頼の素材をお持ちするので作業台のほうに移動をお願いします。」
依頼があって安心した。。。




