17話「魔王軍」
今回は短いです。
「よしそうだ!じゃあチミには第八番隊隊長を任せよう!」
「で?見返りは?」
「え?えーっと…。何がいいかな?」
見返り云々よりも、八番隊とか言われても分からないがな。
「そうだな。何をやるか知らんが、とりあえず鎧が欲しい。スカルと二人分な。後はそうだな。部下を持つならそいつ等との意思疎通を図る手段が欲しいな」
「あ。そのくらいでいいのね。おーけー。装備はコッチで用意するよ。意思疎通の方は、後で君のテレパシーを強化してあげる。アンデットの括りなく、全員に伝わるようにね」
案外すんなりと通ったな。
戦争が終わって、落ち着いたら人間の街にも行けそうだな。
「ま、後は追々でいいか?」
「もちもち。同郷のよしみさ。あーそうだ。ついでに私の部下たちの軽い説明をしてやろう」
魔王こと、シェイナさんは説明を始める。
隊は元々は零から六番隊までらしい。
一番隊はエリート中のエリート。魔王軍の中でもよりすぐりの集団。
二番隊は直接戦闘は苦手だが、諜報活動に特化した集団。
三番隊は翼人のような、飛行の出来る者の集まった集団。
四番隊は人魔一体。人型と獣型の2ペアで一人の戦闘を得意とする集団。
五番隊は俺らと同じ、アンデットが集まる集団。
六番隊はその他の雑多な兵が集まる集団。
そして、それ以降はこの徴兵で集める隊らしい。
七番隊は徴兵した中でも強い個体を集める集団。
八番隊はその他の詰め合わせ。烏合の衆とのこと。
ちなみに零番隊は、その存在も隠されている。魔王一族が本当に信頼の置ける集団とのこと。
秘密だゾ☆とか言ってベラベラ話してた。
ん?待てよ?
「おい!俺に要らんもん押し付けただけかよ!!」
「チッ!バレいや!なんでもない!うん!君なら絶対に扱えると思ったからだヨ!ほら?歩兵って一番大事じゃん?その歩兵が強かったら勝ちじゃん?今すぐ打ち首でもいいのよ?」
おーっと?さらーと脅し入ったぞこのお子様魔王は。
「あーもーわかったよ。ただ報酬はしっかりくれよな?」
「だーいじょぶだーいじょぶ。任せなさいって。んじゃ君らの部屋も用意するし、とりあえずさっきの部屋戻り?迷子になりそうなら案内つけるよ?」
「へーへー。ダイジョーブですよ魔王さまっと」
成り行きで魔王軍の部隊長を任されたが、大丈夫だろうか?
これから守るの城で迷子になってるんだぞ?
その後、しっかりと保護されました。
某BLEACHさんは関係ありません。