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転生したら骨になってた。  作者: 亜鬼
誕生と出会い
12/32

11話「まぞくちほー」

短めです

必死に逃げた結果。

山頂部分には到達したようだ。

山火事はボヤ程度で鎮火した模様。

燃える森が逃げたおかげで燃え広がなかったようだ。

火を恐れて、アイツラは現れなくなった。

ま、結果オーライってやつか。


「なんとかなったねぇ」


「そうだな。やっぱ魔法は便利だなぁ。魔素もコントロール出来てればもう少しは楽だったろうし」


「でもケルトが思いつかなかったら多分ヤラれてたよ。ケルトは十分スゴイよ」


今はもちつもたれつの関係だが、荷物にはなりたくない。

はやく覚えなくてはな…。


「キューン…」


「ん?どうしたべロス」


火にやられないよう、革装備の中に入れていたべロスが鳴いた。

見ると、小さな火傷を負っているようだ。


「あぁ…。すまなかったな。たしか薬草があったよな?待ってろよ」


俺は奪ったアイテムポーチを開く。

えーと…。薬草はっと。

あったあった。

薬草を見つけると同時に、とあるものも見つけた。


「コンパス入ってるのかよ!!」


まあ、よく見なかった俺が悪いんだな。うん。

見つけただけ偉い。俺グッジョブ。


べロスを治療し、コンパスを頼りに進んでいく。

山頂での方角確認&コンパスのコンビは最強だ。

迷う気がしねぇ…。

むしろ迷ったら天才だと思うよ。


その後は特に目立った事は起こらず、無事に下山をはたした。


「特に変わらないんだな」


魔族領とはいえ、おどろおどろしい雰囲気などなかった。

意外と普通だ。


「なんのこと?」


「いや、こっちの話だ」


スカルにとってはこれが普通だからな。特にツッコむ必要はないだろう。


「えっとケルト。前にも言ったけど、この先は僕も知らないから案内できないんだ。ごめんね」


「いや、助かるよ。俺一人じゃここまですら来れないだろうからな」


さて、闇雲に探しても人里?魔物里?までは着けないよな。


「よし。まずは川を探そう。それに沿って歩けば何か見つかるだろう」


村とか作るなら川沿いが便利だからな。

そこは魔族も変わらないだろう。

山沿いに歩き、川を見つけたら川沿いにチェンジさせる。

その、作戦でどうだろうか?


「うん。じゃあ川を探そうか」


スカルもその作戦に同意した。

さて、早いところ見つけなくてはな。俺達はいいが、べロスに必要なものも多いだろう。

件のべロスは俺の骨を貪ってるがな。



程なくして川が見つかった。

べロスに水分補給をさせる。流石に骨では水分は取れないからな。

うーむ…。水筒とかあればいいのだがなぁ…。

さて、川も見つかり休憩も取った。

楽しい楽しい川下りのスタートだ。


この世界初の町、ないし村だ。緊張はするな。

一体どんな奴らが居るのだろうか?俺たちを受け入れてくれるのか?

そんな事を考えつつ、川下りを続けた。

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