友人の婚約者が寝取られたので寝取ってもいいじゃないか?と友の元婚約者に近づいた恥知らずの冒険者の話
婚約者を取られました。しかも義弟のアーミンにです。
『義兄上、そういう事だから』
しかも、婚約者デイジーは私を非難します。
『貴方ってちっとも構ってくれない。つまらないのよ!』
頑張って領地の仕事をしていたのに・・・
父と義母は承認します。
『うむ。アーミンの方に華がある』
『そうね。言っては何だけどラルフは地味ね』
『では・・・私は?』
『アーミンの元で財産管理人でもしなさい』
『そうね。婚約者も用意するわ』
私は跡取りではなくなりました。
使用人達も手の平を返すようになりました。
『アーミン様、決済をお願いします』
『若奥様、あ、まだ早かったですね』
二人におべんちゃらを使います。
ここで俺は話に割り込んだ。
「でも、全ての使用人ではないだろう?」
「ああ、10分の1くらいの使用人はいつもどおり接してくれている」
話を続けるよ。
新しい婚約者が来たよ。
「お、良かったな」
それが40前の未婚の女性だ・・・・
『まあ、妥協してあげるわ。本当は侯爵家以上、もしくは伯爵家夫人だけど、親の面倒も見なければいけないわ。男爵家で我慢してあげる』
子爵家のオールドミスが来ました。
私は子供を抱きたかったのに。
結婚相手はただ糧を得たいがだけの身の丈知らずの女性です。
「もう、人生が詰んだ!やってられないぜ。ヒック!」
・・・・・・・・・・・・・
「ヒック、酒でも飲んでなければやってられねえ」
「おい、ラルフよ。その辺にしておきな。あ、寝ちまった」
俺はジミー、飲み友達のラルフの愚痴を聞いた。
冒険者だ。ただ恥知らずとの二つ名がある。
しかし、良い事を聞いたぜ。チャンスだ。寝取るぜ。
寝取っていいのは寝取られる覚悟のある奴だけだ。
俺はこう見えても元男娼だ。
「ククククッ!チャンス!」
俺はラルフの屋敷に行く前に身なりを整える。
一張羅を身につけて。
髪は悪そうなオールバックにして。
極めつけは股間にタオルを入れる。
女って、花束を抱えて愛の言葉をささやくよりもワイルドな男を好む傾向がある。俺調べ。門についた。
「初めまして、ラルフの親友、ジミーです」
「ああ、ラルフ様の・・・」
「待たせてもらうよ」
「応接室までご案内します」
屋敷の中を歩くとメイド達の目は股間に釘付けだ。
タオルを入れたので股間は膨らむ。風もないのにブ~ラブラ状態だ。
あ、あいつらがデイジーとアーミンか?ついている。
廊下で出会った。
デイジーの視線は俺の股間に釘付けだ。
両手で口を隠している。
アーミンか。色男だが艶気がねえな。
アーミンはデイジーの前に出て警戒しているな。
しかし、俺は連れの男の前でも女を口説くぜ。
【う、うわわわわわーーーーー】
大げさに叫び目を押さえる。
「まあ、お客様、どうなさったのですか?」
「デイジー、危険だ!」
羽のない天使だ。なんて言わない。
ここは恫喝して。
「この女、危険だ!この女のせいで・・・」
「え、私のせい?」
「この女のせいで妖精が目に入った!」
「ええ」
それから甘いモードだ。
「私の瞳を見て下さい!」
デイジーはアーミンをはねのけて俺の前に来た。
顔を近づける。
「ほら、私の瞳を見て下さい。妖精が瞳の中に入っているでしょう?」
「私が映っているだけですが・・・キャア!」
そうだ。妖精は君さ!をワイルドで表現した。
これでデイジーを口説けたぜ。
アーミンが殴りかかって来た。
「何だ、お前!」
だが、俺は冒険者だ。こいつを殴れるけどもそんな事はしない。
女は暴力を嫌う。
わざと殴られて。
「君、妖精の前で暴力はいかんよ」
優しく諭す。
「て、手当をして差し上げますわ」
「な、なんと、妖精の容姿に心は聖女様か・・・」
これは適当に褒めた。
「アーミン様!反省して下さい」
「え、そんな・・・」
部屋に連れ込まれて・・・やった。
やっぱり初めてではなかった。アーミンとやっていたな。
「はあ、はあ、はあ、ジミー様・・・こんなの初めて・・・」
「フウ、最高の一時を有難う」
腕枕だ。このとき、決して俺からベッドを出ない。
女が立つのを待つ。
女は寂しがり屋だ。これも男娼時代に身についた。
ドアの前に人の気配を感じる。見られていたな。それで良い。
「デイジー・・・グスン、グスン」
アーミンだな。すすり泣いている。これで良い。
しばらくして屋敷を徘徊する。
マダムがいた。
これは義母か?それともラルフの婚約者のババアか?
年齢の割には娘が着るようなドレスだ。婚約者か?
やはり、チラチラ俺を見てくる。
とりあえず口説くか。
このタイプは、金&金&金だ。
「やあ、初めまして。男爵家の屋敷は、侯爵家の屋敷と違って勝手が違うから迷いまして・・・そこの貴婦人、ご案内願います」
「まあ、侯爵家の方?」
「秘密ですよ。お忍びですから、素敵な貴婦人を探す旅に出ています。おっと旅も終わりかな」
ラルフの婚約者だった。
これも寝た。
「ジミー様・・・私・・・」
「おっと、今日は妖精の悪戯、気持がふれあっただけです」
「今日まで大事に取っていた純潔ですわ。責任を取って下さいますね」
「ああ、素敵な君に捕らわれるのなら良いのかも」
屋敷内に義母はいないな・・・庭に出たらいた。散歩をしていた。
扇で口元を隠して俺の股間を凝視している。
これは手強そうか?
上着を脱いで水たまりに投げ出した。
「さあ、女神様、私の服を踏んでお通り下さい」
「はい・・・」
これも庭でやった。
「ご無沙汰でしたわ・・・こんなの初めて・・」
「外でやるのもおつだろう?」
この時、やっとラルフがやってきた。後ろに使用人達がついている。5.6人か?
「ジミー、君は何をやっているのだ!義母上も何をしているのですか!」
怒っている。
「フフフフフ、この家の貴婦人は全てやった。黙って欲しければ金を寄越せ!」
さあ、どうでる?
「親友だと思ったのに・・・」
そうだ。ラルフは俺の冒険の話を目輝かせて聞いてくれた。
「私はこれでもフォスター男爵家の一員。脅しに屈しない!決闘を受けろ!」
「ああ、良いぜ。決闘に勝ったら金な。まあ、負ける気はしないけど」
「ジミー、君を許さない。実の母上が愛した庭で不埒な事を・・・」
何だ。そこに怒っているのか?
ラルフは俺を殴ってきた。決闘って手順があるだろう。
だから、俺は拳を頬で受けた。
「あ、痛い!降参だ!参った」
「えっ・・・」
使用人の中で勘の良い奴がいた。
「ラルフ様の勝ちだわ。ラルフ様がフォスター家の名誉を守ったのよ!」
「「「そうだ、そうだ!」」」
メイドだ。勝ち気な顔だな。ラルフに惚れているな。お似合いだ。
ラルフは妖精に騙されているような顔をしているな・・・
その後、俺はこのことを言いふらした。
当然、俺はしがない冒険者だ。ノーダメージだ。
『やっぱりあいつか?』としか言われない。
☆☆☆冒険者ギルド
「で、フォスター家のラルフはメイドと結婚して跡を継いだけど、あんたは商売になったの?」
実直な領地経営で評価されていると風の噂を聞いた。
冒険者仲間のリリーが俺にこの顛末を聞く。
「ああ、あったぜ。友の名誉を守ったのさ」
「馬鹿だね・・・ジミーリーガン、ガンツ侯爵家の令息なのに・・」
「弟が継いだ。俺は気楽な方がいいのさ」
「おい、ジミー、お客さんだ。男爵様だぞ」
「何だって、リーダー?」
ラルフがあの勝ち気なメイドと現れた。
「ジミー、君と話したい・・結婚したのだ」
「ああ、おめでとう」
いつも通り、俺はラルフと話をした。
これで良い。俺は冒険者だ。
ただし、恥知らずのな。
最後までお読み頂き有難うございました。




