虹の根本見たやつ
「以上でよろしいでしょうか?お待ちくださーい」
注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。
「最近何か面白いことあった?」
「この前、旅行行ったんだよね」
「いいじゃんどこ行ったの」
「庭」
「ん?」
「虹見に庭行った」
「旅行とは?」
「結構かかったわ。五時間くらい?」
「家広すぎない!?虹かけるのに五時間ってこと?」
「徒歩五時間」
「大豪邸!世界でも有数の土地保持者!」
「足短いからさ」
「関係ないかも!どんだけ短くてもそんなにはかからないかも!」
「全長5mm」
「関係あるかも!そこまで来ると関係あるかも!」
「雨粒避けながら旅行するの大変だったわ」
「死活問題!雨粒ってお前の足先から頭までよりも大きいからな!意味わかんねえけど!」
「そこまでして得た結果ってさ、よくない?」
「えもいね!生きててよかったね!虹もでかく見えただろうね!」
「いつもの三十五倍くらいでかく見えたわ」
「その日のお前が小さかっただけな!」
「昼より朝の方が身長低いってよくあることらしいぞ」
「程度による!mm単位の話だから!」
「5mm」
「俺が悪かったね!縮むのがmmって話だからね!」
「でさ、ついに見たんだよね。お前見たことある?」
「虹?あるけど」
「虹の根本、みたことある?」
「根本とかないだろ。空だし」
「あるんす」
「まじっす?」
「まじっす」
「なにがあるんす?」
「それはちょっと」
「ここまで来て!?無駄に身長縮ませといた落ちがこれ!?チーズのないピザだろ!」
「そう言われるときついわ」
「言われる側に問題があるからな」
「そこにいたのはユニコーンだった」
「唐突な急展開!?」
「アイス爆食いした結果があれらしい」
「ユニコーンの吐瀉物!?」
「嗅いだら甘い匂いしたわ」
「嗅ぎたくないね!聞きたくもないね!」
「イチゴフレーバーがお気に入りらしいよ」
「ユニコーンってイチゴ食べれるんだね!よかったね!」
「ひとつ賢くなれてよかったな」
「知らなくてもいいことってあるから!それがこれ!」
「お待たせしましたー。イチゴパフェですー。」
「ちょっとやばい、車酔いが」
「ユニコるなよ?」
こうして俺の待ち時間は消えてしまった。
てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。
一時期、"名字+る"で何らかの動詞を意味するが私付近で流行ってました。
にいみる→転ぶという意味。




