デスゲームに招待されたやつ
「以上でよろしいでしょうか?お待ちくださーい」
注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。
「最近何か面白いことあった?」
「この前の連休でデスゲーム参加したんだよね」
「よく生きてたな」
「死ぬ役割じゃなかったし当然じゃね?」
「死ぬやつが決まってるタイプのデスゲーム!?」
「映画見ててもこいつかこいつ死ぬなぁってわかるじゃん」
「陽気な黒人とかよく死ぬけど!現実のデスゲームに適応される法則じゃなくない!?」
「お前もそのうちやってみたら面白いと思うよ」
「殺害予告!?死ねと言われている!?」
「人間が見せる最後の輝き。忘れられねえ」
「サイコパス!今後のつきあい方考えさせてほしい!」
「冷房ついた部屋でスポーツ観戦する感覚なんだよね」
「デスゲームをスポーツだと思うタイプ!?ってかお前は観戦される側じゃん!」
「ある種そういう見方もあるか?」
「ほかになくない!?」
「実際緊張して結構噛んだからなあ。申し訳なかったわ」
「死の瀬戸際なんだから緊張くらいするだろ」
「皆さんには、あのぉえと殺しあっそう殺し合い!殺し合いをしてもらいます!」
「噛みすぎだろ!練習しとけよ!雰囲気壊れるだろ!」
「すいません」
「いや、お前はよく生き残ったけど」
「噛みまくったせいで変な空気から始まっちゃったからなぁ」
「お前もしかして司会者?」
「うん」
「いや逆!普通デスゲーム参加したって言われたら殺し合いする方だろ!」
「そういうの怖いし」
「だとしたら参加するな!司会だとしても!」
「無差別で選ばれるらしいよ」
「裁判員制度!?生かすか殺すかという意味では同じなのか!?」
「まあデスゲーム参加したという点では司会者でも同じだし」
「チーズの乗ってないピザ!死ぬ可能性のないデスゲームはデスゲームじゃないから!」
「ワンチャン死ねってこと?」
「デスゲーム参加したならワンチャン死ね!」
「お待たせしましたー。小籠包ですー」
「一個だけからしめっちゃ入れとくわ」
「ちゃちなデスゲームだな!」
こうして俺の待ち時間は消えてしまった。
てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。
経験によると人の飲み物にタバスコを入れてはいけません。特に目上。




