mbti診断で痔と判定されたやつ
「以上でよろしいでしょうか?お待ちくださーい」
注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。
「最近何か面白いことあった?」
「mbtiしたんだよね。自分のことって意外とわからんものだったわ」
「ふーん、で、なんだったの?」
「痔」
「ん?」
「痔だった」
「mbtiで痔!?そんなことあるか!?」
「医者が言うには余命三ヶ月らしい」
「痔なのに!?そんな重症なことある!?」
「医学会の権威がそう言うから」
「ならそうかも!いや、mbtiのお偉いさんが言うこと信用できるか!?」
「お前医者より詳しいの?」
「そんなわけないけど!信用できなくない!?だいたいmbtiで病院行くか?」
「行ったのはクリニックだけど」
「規模感関係ないから!医療施設で診断受けるかって話だから!」
「診断なら大体そうだろ」
「大体はね!これだけは違うから!」
「やばいわ」
「どしたん?」
「あと二ヶ月と二十九日」
「リアルタイムでわかるタイプ!?伝えられるのって大体の期間じゃないの!?」
「会話のストレスで」
「まさかの俺のせい!これは申し訳ない!」
「てか、まじで腹いてえ」
「トイレいけば?」
「ストレスで胃がいてえ」
「ごめんね!謝って済む話かわかんないけどごめんね!」
「ちょっと待って、あの娘かわいくね?」
「確かに、モデルかな?」
「四ヶ月半」
「延びるタイプ!その程度で延びるのかよ!」
「お前と会う前は余命三日だったけどね」
「結構延びてる!?仲良しでよかったね!」
「つまり、お前のいない人生は、チーズの乗ってない?」
「うぜえ」
「チーズの乗ってない?」
「チーズの乗ってないピザかよ!」
「お待たせしましたー。ミネストローネですー」
「明日健康診断だから控えめにしとくわ」
「死ぬ前なんだから豪遊しろよ!」
こうして俺の待ち時間は消えてしまった。
てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。
新美は"ISTP(巨匠)"であり"恋愛モンスター"でした。余命は50年くらいでいいです。




