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数分間の笑える話~ファミレスで飯待つ二人~  作者: 新美りん


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26/27

味で決めるやつ

「以上でよろしいでしょうか? お待ちくださーい」


 注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。


「最近何か面白いことあった?」


「歯みがき粉変えたくらいだな。これ面白いか?」

「今のところ評価には値しないな」


「やっぱさ、歯って大事なわけよ。そうなるといい歯みがき粉使いたいじゃん?」

「老人臭い! 言ってることはあってるけども!」


「でもどれがいいかって見ただけじゃわかんないじゃん?」

「全部よさげなこと書いてるもんな」


「だから呼んで飲んでみた」

「何を!?」


「店員を」

「店員を呼ぶ!?」


「それは普通じゃない?」

「普通だったわ」


「歯みがき粉飲んでみたんだよね」

「試飲できるタイプ!?」


「やっぱいいやつがいいじゃん?」

「飲んでわかんの!?」


「飲むのが一番わかるんだから」

「まあ確かに喉ごしで、歯が白くなってる~~~ってなるよね。ってならんだろ!」


「そうはならんだろ」

「そうはならんよね! じゃあ俺間違ってないよね!」


「喉ごして、ビールじゃないんですから」

「わかってるけどね! 飲み物じゃないってことくらい俺もさ! 最初に飲んだやつ誰だよ!」


「日本史で習うんじゃない?」

「歴史薄すぎだろ! 他にもっとすごいことやれよ!」


「歯みが史で習うんじゃない?」

「あればね! ほとんどの学校にはないかも!」


「うちの学校あるよね? 金曜の五時間目」

「英語だね! お前がよく寝てる授業!」


「前回に関してはしかたなかったから許してほしいわ」

「体調悪かったん?」


「歯の生え代わりの時期だったからさ」

「乳歯!? 高校生にして!?」


「さすがにそれは済ませてるわ」

「自分以外の歯の話してる!?」


「年二回変わるのは大分きついよな」

「お前人間だよな……?」


「お待たせしましたー。ミントアイスですー」


「この歯みがき粉が一番いい」

「ばかにしてんのか?」


 こうして俺の待ち時間は消えてしまった。

 てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。

二月って他の月より短いですね。


次回投稿は3/19(木)7:00を予定していますよ。

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