旅行してきたやつ
「以上でよろしいでしょうか?お待ちくださーい」
注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。
「最近何か面白いことあった?」
「昨日一昨日の二日で旅行してきたわ」
「いいじゃん。誘ってよ」
「気軽に誘えるような場所じゃなかったし」
「どこ行ったの?」
「ハワイ」
「海外!?しかも遠くね!?」
「あまりにもハードスケジュールだった」
「移動だけで二日終わるレベルだろ!」
「片道八時間ってところか」
「ほぼ移動!移動しに行ってるレベル!」
「八時間のところを今回はなんと?」
「いや変わんないだろ!急いでるから早く飛んで~、じゃないんだよ!」
「五分で解決させていただきました」
「もはや魔法!物理的に無理だろ!」
「魔法なのに物理とはこれいかに?」
「どうでもいいわ!」
「てか移動の話どうでもよくないか?メインのとこ話させてくれよ」
「そうだけど!悪い度で言えば同じくらいだろ!」
「悪い度?なんか子供っぽいな」
「うるせーーーーー!」
「で、着いたわけよ。昼過ぎだったかな?疲れてたからホテル回りうろついてたわけ」
「まあ無難か?二日しかないことを除けば」
「で二日目にはサーフィンよね。これしに行ったと言ってもいい」
「もう半分終わったのか。尺持つのか?これ」
「高い波を選んでは五億回転の大技を披露」
「まあ嘘!明らかな嘘!」
「五回転の大技を披露」
「これも嘘!やったことないだろサーフィンとか」
「シュノーケルで魚見てたんだけど思ったよね。お腹空いた」
「魚見たから!?運動したから!?」
「で食べたわけよ。ステーキ」
「魚は!?」
「魚には知能があるんだぞ?食べるなんてかわいそうだろ」
「大体の動物はそう!魚に限った話じゃないよね!」
「めっちゃ高かったけどかなりのうまを感じたわ」
「いくらぐらいなん?」
「わかんね。パンフレットに載ってなかったし」
「食べてないパターン!?なんの話だったんだよ!」
「で三日目なんだけど習いました。フラダンス」
「三日目って今日だよね!?今踊ってんのか!?」
「で四日目はダイヤモンドヘッドで日の出見て帰ってきた感じだな」
「もはや明日!今からもう一回行くのか!?五分で行けるんだもんね!?次はグアムでも行けば!?」
「今から一緒に行くか」
「さすがに無理!そこまで軽くない!」
「観光ガイド五百円とかで買えるし」
「安いね!でも行くのは高いね!」
「そこはもう想像で」
「チーズのないピザ!実際行かない旅行ガイドはチーズのないピザ!」
「この方法で世界中の観光地巡ってきたから。ハワイも案内できるぞ」
「ハワイも行ってないのかよ!」
「お待たせしましたー。ステーキセットですー」
「ハワイで撮ったステーキ見る?」
「撮ったのお前じゃねーだろ!」
こうして俺の待ち時間は消えてしまった。
てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。
ハワイ来てー!行きたくないけど来てーーー!!!
次回投稿は1/30(金)7:00を予定していますよ。




