スマホが臓器なやつ
「以上でよろしいでしょうか?お待ちくださーい」
注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。
「最近何か面白いことあった?」
「スマホ新調したくらいか?」
「画面割れてたもんな。いつ変えるんだろ?って思ってたわ」
「ほんとは変えたくなかったんだけどな。調子狂うし」
「言うほど狂うか!?スマホ変えたくらいで!?」
「朝起きたときの動悸息切れめまいがやばい」
「学校遅刻した原因それ!?もはや精神的な話だろ!」
「スマホって俺の臓器みたいなもんだからさ」
「えらいピカピカした臓器持ってんな!」
「無かったら不安になるくね?」
「実際なる」
「大体手元にあるくね?」
「実際ある」
「てことは臓器じゃね?」
「それは違うね!ごり押そうとしても無駄だね!」
「人肌に温かいけど?」
「じゃあ臓器か」
「わりとつるつるしてる」
「臓器じゃないな」
「色は赤黒い」
「臓器だな」
「金属製ではある」
「じゃあ臓器じゃないね!ほとんどの臓器はタンパク質だね!レンチンしたら固まるやつだね!」
「新しいスマホレンチンして固まったら臓器ってことでいいか?」
「やめとこう!どう考えても壊れるだけ!」
「沈黙の臓器、それがスマホってわけだな」
「チーズのないピザ!音の出ないスマホとか意味ないだろ!」
「無駄にこそ楽しさを感じるのが人間だろ?」
「時間の使い方とかならね!内臓には適応されないかも!」
「外付けの臓器だけど」
「外臓にも適応されないね!言い方悪かったかな!?」
「外臓差別については一旦置いとくとして」
「そんな言葉あるんだね!?置いといていただいてありがとうございます!」
「ともかく変えてよかったわ」
「結局どんなスマホにしたの?」
「パカパカできて」
「ん?」
「ボタン連打できて」
「ボタン?」
「ワンセグやおサイフケータイなどのサービスを利用でき」
「ガラケーかよ!」
「──フィーチャーフォン、な」
「どっちでもいいわ!」
「お待たせしましたー。ホルモン焼きですー」
「データ消すの忘れたからあんまり見ないで」
「牛のホルモンな!お前の臓器じゃねーから!」
こうして俺の待ち時間は消えてしまった。
てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。
「スマホはもはや俺の臓器」
「スマホはもはや俺の臓器」
「スマホはもはや俺の臓器」
「スマホはもはや俺の臓器」
次回投稿は1/29(木)7:00を予定していますよ。




