表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
数分間の笑える話~ファミレスで飯待つ二人~  作者: 新美りん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/23

音漏れしてるやつ

「以上でよろしいでしょうか? お待ちくださーい」


 注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。


「最近何か面白いことあった?」


「電車乗ってたらさ、耳からそうめん出してる人いたんだよね」

「関わらない方がいい! 明らかにやばい」


「ちょうどめんつゆ持ってたから差し入れようかと思ったんだけど」

「お前の方がやばいかも!」


「合法なめんつゆだけども?」

「そこになんの疑いもない!」


「そうめんだけだったら無味じゃん。美味しく食べてほしいし」

「チーズのないピザだけど! 車内で素麺すすり出すのもやばいし耳からってのがもっとやばい!」


「器に注いで持ってこうとしたとき気づいたんだよね。イヤホンだわって」

「ただめんつゆ注いだ人ってこと!? 車内ざわつくだろ!」


「写真とっていいですか? って聞かれたわ」

「投稿される! いいね稼がれてる!」


「半分くれるって言うからOKしちゃった」

「何をくれんの!? いいねを!?」


「めっちゃ音漏れしてて気づいたんだよね」

「終わってなくない!? 話!」


「だからイヤホンから音漏れしてるって話だろ?」

「めんつゆ周り! そっちが気になるかも!」


「ラップっぽい感じの音楽だったわ、確か」

「強行突破する感じな! めんつゆは闇に葬り去る感じな!」


「やっぱ音漏れしてると気になるじゃん?」

「それはそう。回りも気になってたんじゃね?」


「俺も出してみた。音」

「いやどういうこと!? 余計気になるんだけど!」


「逆位相の音をぶつけることによって消滅させてた」

「すごいこと言ってそう! よくわかんねーけど!」


「めっちゃ回りから見られたわ。尊敬か?」

「困惑! もしくは迷惑!」


「漏れてたのは?」

「音楽!」


「円描きたいなぁ」

「コンパス!」


「芋から生まれた?」

「こんにゃく!」


「俺が注文したのは?」

「何頼んだの?」


「お待たせしましたー。豚カツですー」


「意外と少ないな」

「大盛りすればよかったじゃん」


「半分くれるって言うから」

「昼飯の話!?」


 こうして俺の待ち時間は消えてしまった。

 てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。

イヤホンは有線派です。街中で耳からそうめんを出している人がいればそれはだいたいわたしです。声はかけないでください。あなたを通報させたくないので。


次回投稿は1/15(木)7:00を予定していますよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ