表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/79

第七十七話

女の投げたナイフを避け、次の一撃を放とうと接近した時、女が大きな鎌を創り出した。

(…マジか?!)

一旦距離を取ろうとするが遅かった。ガードも虚しく京は横から切り裂かれ、右腕が切り離される。

「いってぇ…!!」

蹴りを繰り出すがその足も切断され、京は倒れた。倒れた京を女が見下ろす。京は残った左手で必死に立ちあがろうとする。

「…まだ戦うのか?そんなにボロボロにされたのに」

「死ね!」

「…これで…終わりだな。」

(クソっ…!治れ治れ!足だけでも…)

女は今度は長い太刀を創り、京の背中に突き刺す。

「がっ…」

ここで京の意識は途切れた…。


次に目を覚ました時、京は同じ場所に倒れていた。腕も足も治っているが、まだ体が痛い。

「ッッてぇ…クソっ、何なんだよアイツ…!」

やはり闇の勢力の者たちはとてつもない力を持っていると、京は改めて気付かされた。今回は命拾いしたが、次バッティングした時は確実に殺しに来るだろう。その時に京があの女の動きに対応できるかは分からない。

「クソっ…!!納得いかねぇ…ブッ殺してやる!!」

しかし、ここで京は気づく。手が震えているのだ。

「…ハァ?ビビってんのかオレぇ…」

女のあの視線…そして、とてつもなく「痛い」斬撃。あの痛みを思い出すと、足が止まってしまう。両手で頬を叩き、京は足を進めるのだった。


「え…京くん?!」

街を歩いていると、ミヤと出会った。

「どうしたのそれ?!服破けてるよ…?」

「あぁ…色々あったんだよ」

「今日はカストレア邸に居たんでしょ?そこで何かされたの…?」

「いや、そうじゃなくてよ…さっき『闇の勢力』のヤツに襲われてよ。傷はもう治ってるからいいんだけどよ…」

闇の勢力と聞いて、ミヤは驚いている。あまり脅かすようやことを言いたくなかったので濁していたが、変な誤解を生んでも困る。

「闇の…勢力?この街にいるの?!」

「…あぁ」

ミヤはかなり怯えている。この子の為にも、早くあの女を見つけ出して殺さなければならない。

「…まぁ心配すんな。オレがなんとかする」

「なんとかって…どうするの?」

「そりゃあ…ブッ殺すだろ」

「また戦うの…?そんなにボロボロにされたのに?」

「当たり前だろ?こんだけやられて逃げてられっかよ」

「…そっか。」


今日もまたミヤの家に泊めてもらった。今日の晩飯はミヤが作ってくれるようだ。料理を作るミヤの背を眺める。

「うわっ!どうしよ…!コレ大丈夫かな…?」

…ちょっと怪しいな。食って大丈夫なやつかこれ…?

「ひえぇ〜!黒焦げじゃんよぉ…!」

黒焦げ…これはマズイかもしれない。

 

 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ