予感
ミカの家―――
「へぇ…以外と綺麗なのな」
金髪の庸平が呟く。
庸平はいつも、如何にも俺は男前ですとでもいいたげな雰囲気を放っている。ミカは全体的に、特にナルシストな部分が好きでは無かったが、千夏や香織には評価が高い。
千夏、香織、早苗、晶仁がその後に続く
―――ぱたん
ドアが閉まり、千夏は
「なんか意外。
もっとさぁ、こう…
派手?なの想像してた」といいながらキョロキョロと部屋を見渡している。
「で、問題のおにんぎょちゃんは?」と庸平。
晶仁と早苗が目を合わせ、ギュッと手を握り合うのが見えた
ミカは部屋の角を指差す。
今朝、あまりにも気味が悪かったため、実家に送り返そうとまだ片付けていなかった段ボールへと放り投げたのだ。上からガムテープまで張り、上に残りの段ボール箱を積み上げていた…
「あぁ、あの段ボールの………あれ?」はずなのだが、積み上げられていた箱は崩れ、ガムテープが辺りに散乱している。
やはりと言うべきか…
『あきちゃん』はそこには居なかった。
「うそ…
あれ、人形なのよ?なんでいなくなるの!?」
(やっぱり『あきちゃん』は普通じゃないんだ。なんだか、とても嫌な予感がする。
何かの…始まりのような…)
そのあと、ミカのベッドの下で、三角座りをしている日本人形が見つかった。目は異様な程輝き、自分達を見つめているようにしか、彼女達には思えなかった




