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君は誰?まるで神様。

エッッッッロエロといっても、具体的には伝わらないであろう。


ならばご披露するしかあるまい!


私の全ての細胞、神経を目に集中!


こうすることにより私は、私の目は!


HTM(変態の眼差し)へと進化を遂げるのだ!



ふーむ、こーれはけしからんですなぁ。


まず艶やかな髪の毛!


それはあたかも、真実をうつし、嘘を嫌う鏡のよう!


そして顔!


まるで、おとぎの国に迷い込んでしまったかのような、


メルヘンでキュートでセンセーショナルなフェイス!


さらに足!


きめ細かすぎてもはや絹ごし豆腐。


ふにふにしていそうなのに決して太いわけではない健康的な太ももとふくらはぎ!



そして何より……。



おっぱい!!!


大きい。


おっぱいの平均は明らかに超えている。


けれども、大きすぎる訳では無い。


さらにこのサイズなのに、一切垂れることも無く。


見事なおわん型!


「これはもう間違いない。」


「この子は、美少女である!」


こんなの芸能人を超えてるよ……。


お、恐ろしい。


「おーい!もういいかなー?」


なんと、声まで可愛いのか!


そうこの声はまるで、水瀬いのり様!


水瀬いのり様とは最近人気が爆発している声優さんである。


容姿も究極の美人である。


大きなお友達の憧れの的なのである!


「……もういいかな?」


可愛い声でイライラされるのもまた一興だなぁ。


「……はぁ。」


「あのねー、私はこれでも神様なんだよ?」


あー、確かに水瀬いのり様の声でルックスも最高。


「確かに神様みたいだね!」


「ほほぅ、人間にしては見る目があるようだね!」


心なしか嬉しそうである。


よし、もっと褒めておこう。


「そのルックスと声はオタクからしたら神様みたいなものだよね!」


あぁ、いと尊し。


「……。」


ゴミを見る目であった。


それもまた一興か。


「私はホントの神様なんだよ!」


「へぇー、すごいんだねぇー。」


「絶対信じてないだろ!」


急に神様と言われてもなぁ。


「なら、神様っぽい力見せてみてよー。」


「うっ」


「今は力が無くなってて神力は使えないのよ。」


「それならしょうがないか信じるよ。」


思ったことをいった。


「そーだよねー……信じられないよ……えっ?」


「信じてくれるのかい?」


キョトンとした顔もまた可愛い。


「信じますよ。神様。」


「ーっ!」


ふるふる震えている。


なにか怒らせるようなこと言っちゃったかな?


「ありがとー!!お前良い奴だなー!」


わお、これは予想外。


抱きつかれた。



この美少女に抱きつかれた。


ぶしゃゃゃゃ!


鼻血がでた。


僕の体から一滴残らず血が駆逐されるがごとく。


あぁ、意識が遠くなる。


「あれ!?大丈夫か!まだ要件はすんでない!お前が拾った猫をお前のいもう……て……人間……。」


最後は途切れ途切れしか聞えなかった。



はっ!


いつもと変わらない天井。


いつもと変わらない布団。


ゆ、夢?


あれが夢だとしたら自分が気持ち悪いな。


しかし、あの美少女は最後に何を言おうとしていたのだろうか。


なんか、猫とか妹とか。


あぁ、妹って昨日僕が拾ってきた猫のこと……。


さらり。


ん?


まるで人間の髪の毛のような感触が手の甲に。


ゆっくりと起き上がり、恐る恐る手の甲を見るとサラサラとした髪の毛があった。


ひっ!


一瞬幽霊かと思ったが、その後、それ以上に恐ろしいものを見た。


そこには……。


全裸の女の子がいた。




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