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木屋町ホンキートンク Ⅰ  作者: 鴨川 京介
第3章 世界を救う?冗談でしょ?
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49 輝乃ちゃん登場

 「資金面でいうと約30億ほどに膨れ上がると試算いたします。最も生鮮食品類が高騰しなければですが。それでも50億ほどには収まると思われます。しかし、これを長期間続けるのは少し無理がございます。資金面よりも物資調達が間に合わなくなると思われます。早急に自給自足するためにあちらの世界の改善に着手する必要があると具申いたします。」


 「そりゃそうだな。さっそく取り掛かれるように手配するか。」


 「あと先ほどの手配品の中に、細々とした器具、道具類が抜けております。包丁、まな板、鍋、やかん、などの調理機器類やお風呂や生活で使うための洗面器、桶、洗い場で使うスノコなどこちらでリストアップしておりますので後ほどご確認ください。」


「そうだな。確かにそういうのがいるな。すぐに手配にかかれるかな?今日中に一度向こうに戻りたいんだけど、4,000人分の食料とか手配できるかな。」


 「すでに昨日から手配をかけております、ご主人様。すでに伏見の工場を拠点にインスタント食品、生鮮食品を昨日集められるだけ集めておりましたので、それがあれば本日1食分と明日の朝の分は賄えると思います。」


 「相変わらずすごいな、輝乃ちゃん。」


 「ご主人様の意を汲んで動くのが仕えるものの務めでございます。」


 「ありがとう。助かるよ。」


 「ところでご主人様。私も人化してもよろしいでしょうか?」


 「おぉ、ようやくできるようになったんだね。人化してくれ。あ、服は着て出てくるようにね。」


 同じ轍は3度も踏むわけには行けない。そこ、愛。舌打ちしない。


 ノートパソコンが光に包まれ、そこから光の玉が分離して一人の女の子が姿を現した。この子は和服か。背丈は中学生ぐらいだろうか。一番末っ子って感じだな。


 「改めましてよろしゅうに、ご主人様」


 「うん、よろしく頼むよ。特に今回みたいな金とモノの手配は、輝乃に一手に任せることになると思うけど大丈夫だろうか。」


 「すでに現在も同時並列での手配を、複数で行っておりますが支障ございません。明日になれば新たな5人の眷属の召喚とワークサーバーにおける分散処理が可能となりますので、今後世界中からあらゆるお金とモノを取り寄せることが可能になります。」


 「お、おぉ。そうか。頼もしいな。よろしくお願いね。」


 そういって輝乃の頭を撫ぜた。うれしそうに笑ってる。かわいいな。


 …いかんいかん、今日中にもう一度向こうに行かねば。なごんでる場合じゃない。


 「では早速動けるものは動いてくれ。それとレティに今の話を伝達。愛ちゃんは猫又のおばばに連絡して支給救援をよこすように手配してくれ。」


 「昨日来、既にスタンバイさせております。転送ゲート経由で間もなく到着する予定です。このうち200名ほどは伏見の工場で荷の受け取りなどの作業を行っております。昨日分はすでにほかのものが分担して収納腕輪を使って収納しており、間もなくこちらに到着する予定です。これらの部隊も200名になりますのでゲートから到着後、順次迷彩を掛け、三条通の次元のほころびから異界側に向かう予定です。また、増援部隊として、すでにこの会議開始時から200名ほどが異界に渡っております。眷属全員が京介様の10エレメントの訓練を実施済みです。これで全員が得手不得手なくすべての魔法が使えることとなりました。おばば様がお礼を言っておられました。」


 「そっか。それは良かった。それにしてもいっぺんに600名の増員か。」


 「マスター、まだ1万7千名以上がスタンバイ状態で待機しておりますのをお忘れないようにお願いします。まだかまだかと催促がうるさくて。これらの者たちは食事が必要ありません。ですから今からすぐにでも異界に渡って、木屋町周辺の区画整理を始めさせてもよいと考えますがいかがでしょうか。」


 「う~ん。それはちょっと待って。一応ヤマト王国の領土だからね。国王と面会してからにしよう。そうはいっても明日か明後日にはゴーサインが出せると思うけどね。とりあえず以上かな。」


 周りを見渡し、意見がないかを確認した。


 「あ、それと魔法で『殺菌』とか『消毒』とか『浄化』って魔法なないだろうか?」


 「もともとは水魔法、京介様の魔法分類ですと光魔法で対処できると思われます。」


 「そっか。その魔法をこちらから渡すものにできるだけかけてやってほしい。特に弁当とか生鮮食品にね。それとすでに体調が悪い人もいたと思うからそのケアが必要か。食中毒や感染病も怖いからね。日本にはない細菌もいそうだし。う~ん。鑑定って魔道具かなんかで使えるのかな?」


 「魔道具でも対処できますが、なかなか数がそろいません。これも京介様の光魔法と闇魔法に分類できると思います。万眼鏡の機能を取り込んだ魔道具の量産が必要かと思われます。後ほど京介様に高集積魔核をお渡しいたしますので、魔法の書き込みをお願いできませんか。あとはそれを解析して量産体制を作りますので。」


 「わかった。すぐに魔核をくれ。他は大体これで行けそうかな。」


 あとは女性の生理用具なんてのもいるんだろうけど。

 まずきれいにして、腹を満たして、安心して眠らせるってのが急務だよな。そのあとで手を打つか。医療体制もいるだろうしな。

 まあ、いちいち俺が判断しなくてもこの子らがやってくれるだろう。


 俺は解散を宣言し、一度部屋に戻って風呂に入り、着替えて再び異界のシオンに戻ることにした。


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