全体共通 はじまりは不思議の国のアリストテレス
―――それは幻想物語。
私はたった一人、迷い込んだ世界で、様々なお伽の国を巡る。
―――ここはどこだろう。
なぜか名前以外に記憶を持たない私。
ただ真っ直ぐに歩き進む。
白い雲のうかんだ青空と遠方には森、お菓子の家から甘いお菓子の匂いがただよう。
こんな家は見たことがない。
見いっていると、家はすっと消えた。
幻を見ていたのだろうか、あたりをキョロりと見渡す。
?【どうしたの?迷子?】
歩いて来たのは黒髪の青年。
主人公【はい、たぶんそうなんです】
迷子とは少し違う気もするけれど、ややこしくなるから黙っていよう。
?【じゃあ帰り道を一緒に探してあげるよ】
気さくな青年は、目の前に手を差し出した。
主人公【ありがとうございます】
私はその手を組み交わす。
?【オレはアリス=トテレス。よろしく迷子のお嬢さん】
主人公【はい、よろしくお願いします。
アリス【そうだ。君の名前はなんというんだ?】
主人公【――私の名前は“アメリ”です】
――――
アリス【この先に進むエリアがあるよ。どうする?】
アメリ【え、私が決めるんですか?】
アリス【どこにいこうか?】
アメリ【私は……】
→
〔グリーム〕森がある
〔アデール〕海がある
〔イーシュ〕村がある