おきにいり川柳ベスト5
ベスト5のつもりがベスト6になってしまいました。
今週はどうにも忙しいので、今まで投稿したものの中からランキングをします。
1位
鼻の奥微粒子のリズムは鼻歌
普段あまり使わないような言い回し(微粒子のリズムなど)を使えたのが良かったと思う。
それに加えて、隠喩にしたところが個人的に気に入っている。
2位
ゴミになった外出届け鶴を折る
この句は全てを表現しすぎず、光景を想像させるような広がりを持たせられたのではないかな。
3位
不眠の夜胸の中では死と宇宙
眠れない夜に、連想ゲームのように広がり続ける思考が表現できたかなと思う。頭にするか胸にするか迷ったが、胸で正解だろう。
4位
おらぬ人励ましの夜幻覚でも
下五が字余りだが、余韻があるように感じるので、これはこれで満足。
5位
知らぬ間に死に知らぬ間に生き返る
対句的に書きたかったものを、
知らぬ間に/死に知らぬ間に/生き返る
というように五七五に落とし込むのに苦労した。
6位
死が走る廊下を医師が走ってる
こちらも対句的に書きたかったものが書けた。本当は文語調で書きたかったが、走つてゐる、にすると下六になってしまうので口語調にした。すこし妥協をしているが、おまけでら6位に。