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白く眩しい光が大地を照らす。
人から、植物から創られた水がやがて中に舞い、一つの大きな雲を形成する。
輝く白と青空の中に散りばめられた雲は、鮮麗で、人を包み込む優しさを感じる。
きたろう館に、朝がやってきた。
山に住む動物や鳥が奏でる目覚めの音楽が、心地よい音量で残響する。
きたろう館の住人達は、まだ布団に籠っているだろう。
俺は静かに布団から起き上がり、部屋を出て、きたろう館を抜ける。潜入任務さながらの静けさを纏い、誰も起こさず脱出に成功。
だが、これももう何回目かの出来事になる。俺の目的はただ一つ。
きたろう館の斜め後ろに、道を示すように点在している砂利道を歩く。二十近くの穂数をこなしたところで、目的地が見えた。
灰色の岩がたくさん群れ、大きく円を成している。その中央には、あらゆるものを見通す透明さを持った温泉が湧いていた。
温かい湯気が、ゆっくりと天へ立ち昇る。
俺の目的は誰もいない時間に湯船に浸かることである。理由は単純明快、このきたろう館のお風呂は、いつから出来たか分からないこの岩包みの湯船のみ。
住人の中で、男は俺だけだ。
皆と同じ時間に入ってしまっては、落ち着かないどころか、逆に自分が恥じらいを感じてしまう。
「一人で浸かる温泉は格別だな」
俺は近くに設置してある古びた木の小屋に入り衣類を脱ぐ。タオル一式を持ち、再び外に出て、岩包みの温泉の中に入った。
「ふぅ……」
足から手と、時間をかけてゆっくり浸かる。
全身から穏やかな熱さが浸みわたり、早朝の眠気も、不安な思考も、全て吹きとばす。
頭の映像が、白い霧に包まれる。無意識の空間に飛ばされ、白の中を心地よく泳いでいるような気分になった。
「あぁぁ、癒される〜」
風呂場に入った時の、ありがちな第一声を放った俺は、体を少し湯船に沈めた。
きたろう館に隣接してある天然温泉は、誰が発見したのか、誰が創りだしたのか分からない。本物の自然出てきた温泉という一説も効果的だが、それに見合った証拠もない。人間が掘った跡や、岩に付く人間的な傷跡も、人で作り上げた形跡が一つも見つからない。人知を外した予想をするならば、どこかの妖怪が創りだしたのだろう。
しかしこの温泉、正直な感想を言うならば、とんでもなく気持ちがいい。この世にあるのだろうかと思えるくらい、神のごとき至福を味わえる温泉だ。これがもし、妖怪が手間をかけて完成させたものなら、温泉界の頂点にたてるだろう。
いつ、誰が、何処で創ったのかが分からないが。
「なんか、妖怪ミステリーだよなぁ……。妖怪自体、本物を見た事がなかったしなぁ……。こんなに気持ちのいい温泉があっても、おかしくないのかもな……」
俺は空を見上げる。
朝に煌めく雲達が、広大な面積を陣どり、俺を見下ろしている。
気持ちよさのせいだろうか。頑張ればあの雲の上に乗れるとか、そんなことを思ってしまう。
それほどに雲は綺麗で、聡明だった。
ふと、俺の脳裏にとある情景が思い浮かぶ。
自然と現れたのは双尾鈴奈の姿だった。
俺が、大学の課題研究として、山に登っていたときだ。あの日は暑かった。蝉の鳴き声が異様に五月蝿かったのをよく覚えている。
初めて会った鈴奈に、目が奪われた。
自分のいる世界とは思えない、儚く鮮明な姿。
鈴が特徴的な着物と、ちらちらと動く猫耳に、万物すべてを咎めるような、卑怯で華麗な瞳。
この世のすべてのものが、無慈悲な存在だと思えるくらい、鈴奈は美しく、可愛かった。
彼女と会った頃……俺が初めてきたろう館に訪れた頃だ。あれはいつだったか。
鈴奈は、きたろう館について色々と紹介してくれた。住人達を紹介しくれた時も、俺が話しやすいように仲を取り持ったり……誰にも近づけない美貌とは反対に、献身的で、真面目で。
「……あの時の鈴奈……本当に可愛かったなぁ」
「にゃ、にゃっ!」
「……ん?」
素っ頓狂な声が耳に響く。空耳か? と思ったときには、大きな水しぶきをたてる音が覆った。
同時に、俺の視界が衝撃で寄ってきた水の波で濡れる。
「うおわっ!?」
一瞬、何が起こったのかわからない。
しかし、しばらく湯から浮かんできた人影を見て気付いた。
「う、うにゃー! お、溺れるかと思った・・」
「お、お前……!」
「へ? あ、あぁぁ! 界さん! こ、こんにちは!」
鈴奈は思いっきり頭を下げる。
が、その勢いで頭が湯の中にぶっこんでしまう。
「……っ! にゃ、にゃにゃ!」
「なにやってんだよ……」
「い、いやぁ。その」
して、今頃気がついた。今頃気がつく俺も馬鹿だった。
自分が全裸であったことに。
「あ……」
「にゃ……にゃあああああああああ! 変態!」
「お前がいきなり入ってきたんだろーが! わわわわ見るなって!」
2人は互いに身じろぎ、背を向き合う。
俺は、湯が見せる地平線を眺めながらも、鈴奈の濡れた服姿が脳裏から離れなかった。
無色透明の水滴が顔や体の至る部分に付き、着物は濡れ、しなやかな体をさらに際立たせる。
俺は肩まで湯船に浸かった。
いやいや……何考えてんだ俺。このシチュエーションでその発想はないわ。鈴奈は妖怪でも女だ。一人の女性だ。同じ湯船に、しかも早朝から、誰もいない二人きりの空間で、破廉恥な事など考えてはいけない。
「あ……あの、界さん」
「あ? な、なんだ?」
「い、いえっ。その……何も言わずに入って来てすみません……。実は昨日の夜、着替え小屋で忘れ物をしてしまって……。一応、見つかったのですが。その帰りにふと見れば、温泉に界さんがいたものですから……」
「ああ、そうなのか……。っていやいや! おかしいだろ! だったら何で湯船に滑り落ちるような所まで来たんだ!?」
「にゃはは。わ、私こう見えて知りたがり屋でして……」
どれだけ知りたいんだお前は。なら、全国の男の裸体が気になってしまえば、お前は全国を回るのか? どれだけ変態だ。
「そ、それより……界、さん?」
「こ、今度はなんだよ?」
「さっき、界さんが言っていたことって、本当ですか?」
「……俺が言ったこと?」
鈴奈の声が急に小さくなる。
「俺、何かいったか?」
「その……私のこと」
「……?」
鈴奈の瞳が細くなり右往左往と動く。濡れた浴衣をもじもじとさせる。
「わ、わたしのこと、か、可愛いって……」
「!」
一瞬で頭が沸騰する。
そういえば先ほど、自然と「可愛い」と口走っていた。いや、嘘ではないんだ。本当だ。だが、誰かに聞かれるために言ったわけではないのだが……。
俺は下半身だけ湯に浸かった状態で、体を反転させ、鈴奈を見る。
星を思わせるつぶらな瞳に、期待と不安の色が入り混じっている。
彼女は、本気だ。
か、覚悟するしか、ない……。
俺は意を決して表情を固める。告白タイムでもラブコメイベントでもないのに、なぜここまで緊張してしまうのか。
やはり鈴奈が可愛いから、なのだろうか。
俺の緊張した吐息と、鈴奈の不安と期待が込められた瞳が、交差する。
「お、俺は、お前のこと……か、可愛」
「そうはさせませんわ!」
視界が暗転し、眼の前が真っ暗になった。
……わけではない。俺の視界から黒い物影が一つ飛び出す。
影はすかさず鈴奈の後ろに回り込み、自分の腕と鈴奈の腕を挟むように両腕を交差させた。
「すまぬな、猫よ」
「え? し、深化さん?」
なんと、そこに現れたのは、化け狐の深化である。
「深化さん?! これってどういう……」
「おーっほっほっほ! そう簡単に、界様を取られてなるものですか!」
天を見下すような高笑いと共に現れたのは、二枚の羽根を持った、帽子をかぶる少女、ヴィオレットである。
ヴィオレットは全身ご満悦の様子で、あっけに捉われた鈴奈を見た後、ペロリと舌舐めずりをして、俺を見た。体におぞましいものが通ったような感覚を味わった。
とりあえず此処は逃げなければ、そう思った俺の決断は、一歩遅かった。
「おっと! そうはいかねえぜ! カイ!」
「げっ! し、色ヶ島!?」
俺の前に桃果が立ちふさがる。俺は顔に苦みを利かせながらも渋々と湯船に浸かる。
「ヴィオっちー! これでいいのかー!?」
「ええ、上出来です」
「さっき言った約束、新しいコスプレ服の調達、手伝ってくれよー!」
「もちろんですわ、ただし……界様をしっかりと抑えつけてくれればの話ですが」
「お主も執念深いの、小悪魔。嫉妬の深さは、時に恐ろしい力を生み出す。まぁ、その嫉妬に同感したからこそ、こうやって余も小悪魔の道楽に参加しておるが」
「し、嫉妬!? 道楽!? 何が!?」
意味のわからない事態に困惑した俺だが、温泉場の外、岩場の影から声が聞こえた。
「は、葉山さんー。お、女の嫉妬は、怖いですよー」
背丈が大きく、右手に顔を、左手に大鉾を持ったリアンが、不安そうに話す。
「いや全然分からないから!?」
「にゃ!? にゃにゃっ!? 別に私は界さんとはそういう関係じゃ……」
「白状しなさい、鈴奈。本当はこの機に乗じて私たちを出し抜き、一人良い思いをしようとしたのでしょう……」
「にゃっ! にゃにゃにゃにゃ!」
鈴奈の顔がみるみるうちに赤くなる。瞳がぐるぐると回り、もう何も言いたくないと思うほど口が泡のように波打つ。
「ふ、双尾!?」
「おほほほほ。図星のようですわね……それでは」
ヴィオレットは両手を広げ、器用に指を鳴らす。
すると、ヴィオレットの尻尾から水色の塊がいくつも飛びだした。あれは『霊力』だ。
霊力はヴィオレットの体の中に入り込む。一瞬、ヴィオレットの体が光った後、白い眩しさと共に見えたのは、大人びたヴィオレットの姿であった。
「ふふ。保険として霊力を貯蔵しておいて良かったですわ。多少の夢の吸収、いえ、欲望が集まった霊力の吸収でも、この姿には慣れますもの」
「にゃ〜〜〜っ! ヴィオちゃん! 霊力の無駄使いですにゃ! 怒りますよ!」
「おーっほっほっほ! 大家らしく威厳を見せようと思っても、この状況で……何を言っても無駄ですわ。ねぇ、皆さま?」
ヴィオレットは勝ち誇ったように周りを見渡す。
「あ、ホントだ。ヴィオっち、説教確定じゃん」
「ヴィオレットさん……堂々と生活費を無駄使いするのは、よくないと思う……」
「馬鹿な小悪魔よのぅ。そんな事をすれば、お主だけ残業三昧じゃぞ?」
「皆の言う通りにゃ!」
「ちょ!? 貴方達! 私の味方ではありませんの!?」
「いや、余は正論を申したのみよ」
「アタイも」
「私も……」
「ぐっ……」
少し泣き表情になるヴィオレット、大人姿でも、やはり子供っぽさには抜け目がない。
「ま、まぁいいですわ。一応協力してくれているので、文句が言える立場では無いですわね。ところで界様、翌朝から気持ちよさそうに温泉に浸かっておりましたわね?」
「げ……そこから見てたのかよ」
「ええ。本当は鈴奈より先に、わたくしが……」
「わたくし、達、ではないのか? 小悪魔」
「……わたくし達が温泉に入り、界様と楽しく遊ぶ予定だったのですが……いささか鈴奈がきているとは思えませんでしたわ。真の強敵は重要な場面で必ず現れる、とはこのことですわ。さぁ、界様、たっぷりと遊びましょう♪」
「え!? お、おいマジかよ!?」
「マジもクソもないですわ。うるさいマセガキですわね、調教しなくては。ささ、早く立ちあがってくださいな」
「出来るわけねーだろ!」
「あらあら〜。この状況で何をいいますのー? 貴方の……湯船から下は、欲望という名の夢でいっぱいなのでしょう?」
「お前……よくそんなこと堂々と言えるな……」
「貴方がお子様なのですよー♪ マーセーガーキ♪」
ヴィオレットは元気一杯に、可愛さを込めてウィンクする。
む、むかつく……。俺は拳を握りめる。このままだとヴィオレットの思うがままだ。
「ヴィオちゃん! 辞めてください!」
と、そこで鈴奈が動こうとする。
しかし、それを静止したのは深化であった。
「させぬ……」
深化は愛用のキセルに、ひゅんと息を吹きかける。焦りや慌てるといった言葉が浮かばない、冷たい吐息が生まれる。やがて煙はハート型を形成し、深化の周りを囲む。
水の滴り音と共に、深化の姿は、小さな狐の姿になっていた。
狐姿の深化は、湯船に浸かることなく、逆に水面の上に立っている。
「うぉ、スゴ……」
と、俺が関心する間もなく、深化はすかさず鈴奈に近づいた。
段々とスピードが重なり、やがて鈴奈と接触しそうになった瞬間……深化はひょいと軽快に飛び、鈴奈の胸元に潜り込んだ。
「にゃ、にゃぁ!?」
淡い声と同時に、鈴奈の顔が赤まる。
「し、深化さん!? どこ触ってるんですか!? にゃ!?」
「ふむふむ。お主も相応の大きさを持っておるの。どれ、もう少し潜ってみるか……」
「ちょ! にゃ、にゃぁぁぁ〜〜〜!」
陥落した鈴奈の鳴き声が響く。
あっけにとられた俺の横で、勝利を得たりとヴィオレットが嘲笑っている。
「おーーーーっほっほっほ! これこそ真のハッピーエンド、ですわ! さぁ界様、いつしがたの続きを行いましょう」
「ま、まて……早まるな、ヴィオレット」
ヴィオレットが眼前にまで迫る。
「ふふふ。貴方の夢は、どんなお味かしら?」
やがて、彼女と俺の瞳が、距離を零にする。
しかし。
バッシャーーーーーーーーーーーン!
大きな岩でも落ちたかと思うくらいの水しぶき音が響く。
俺とヴィオレット、仁王立ちしている桃果や、気持ちいいのかくすぐったいのか分からない声を上げていた鈴奈、変化している深化が音の方向を向く。
音の主は、リアンだった。
「……あ」
そのリアンさえ気づくのに、数秒を要した。
「か、顔、落としちゃった!」
リアンは首のない状態で湯船に入る。牛が暴れるような水しぶきを上げ、こちらへ向かってくる。
「リアリア! お前! また顔落としたのかよー!?」
「うぐぐぐっ! 息が……」
「ちょ、お、落ち着きなさい! リアン! って、きゃあああああ!?」
「うぉおおおおおおおお!?」
俺を含め、リアンを除く妖怪達、約五名の中に、猛牛が角を引っ提げ突進する。
しかし。
「あっ!?」
距離近くしてリアンは足を滑らせ、曲線を描いて大きな水しぶきが発生した。
恐ろしい衝撃の最中、俺は上を見た。
空中に一つの小さい物体が、湯船から打ちあがる。
「ぷっはぁ!」
見れば、水を得た魚の如く息を吸い込むリアンの顔が眼に移った。
「ふむ」
俺の反応の一歩先を行ったのは、深化であった。
深化は鈴奈の懐から抜け出し、鋭い跳躍と共に変化を解く。人の姿に戻った深化は華麗な動きでリアンの顔を受け止めた。着地は綺麗な水飛沫を見せ、何ごともなかったかのようにリアンの顔を本体の方へと運んだ。
「大丈夫か? 首なし騎士よ」
「あ、ありがとうございます……し、死ぬかと思った」
「悪魔が死に至ってはどうする」
リアンは息切れを起こした様子で、その場に座り込む……。これにて一件落着し……。
「はっ」
俺は我に返る。
そうだ、逃げるならここだ。
「今だ!」
俺は全速前進、全力全開で足を上げ、ウOイン=ボOトも驚愕する速さで温泉場から飛び出る。
全裸だが仕方がない、今はとりあえずこの場から逃げよう、ではないと先ほど同様に、ヴィオレット達に捕まって……。
「あらあら〜? 逃げる姿もお可愛いですわよ界様♪ でも、言う事を聞かない奴隷にはお仕置きをしなくては、あぁん! ああ〜! もう楽しみですわぁ〜!」
「ふむ、一時の不測事態を利用して逃亡を図ろうとは見事だ。しかし余からは逃れぬぞ? はてさて……人間という道楽を楽しむなら、小悪魔より先に捕まえなくてはの」
「おお! これぞリアル逃O中ってやつか! ニンテンOーDSで出てたから、一度やってみたかったんだよなー!」
「ま、待ってください〜!」
まず、先頭には悪魔の翼を広げ必死に追いかけてくるヴィオレット。大人姿は解け、子供姿で顔を赤らめている。怖い。
次に……忍者か、はたまた古来の武人か、凄まじい足さばきで俺を追う深化。口調は淡々で冷静だが、表情は暗殺者のそれと似ている。怖い。
三番目に、相変わらずのハイテンションで走る桃果。前者の二人ほどの恐ろしさは無いが……先ほどの会話の流れを予測するに、ヴィオレットの企てに加担しているのだろう……。どっちにしろ捕まったらヴィオレットと深化に虐められる。怖い。
四番目はリアン。泣きながら追いかけてきている。なんで?
「か、勘弁してくれよぉぉおーー!!」
俺は命を投げ出す覚悟で逃げる。
これぞまさしく、神隠しにあう直前の情景だろうか。
いや、多分違うだろ。
◆
しばらくして、界と鈴奈を除いた妖怪たちが森の中へ消えていったあと。
「もぅ、皆、元気すぎるよー」
鈴奈は1人、ため息を吐き、ゆっくりと空を見上げる。
「でも……」
先ほどのやり取りを思い出す。もちろん、界とのやり取りである。
ヴィオレットたちが乱入する直前、鈴奈は確かに耳にしていた。
『お、俺は・・・お、お前のこと・・・か、可愛』
可愛い、確かに界は、そう言おうとしていた。それはまやかしではなく、界の緊張していた様子を見るだけで、よくわかった。
「……、界さんったら」
鈴奈の頬がほんのりと桃色に染まる。
「帰ってきたら、説教ですっ」
少し眉間にしわを寄せた鈴奈だが、心の内は穏やかな気持ちだった。
お久しぶりでございます、ちぇりおすです。
共同制作の二弾目ということで作ってみました。
これももう半年以上前のものになりますw
コメディでもう一つ何かやりたいとメンバー同士で話し合った結果、一弾目が保健室を舞台にしたものだったので
『今度は舞台は学園以外にしよう』ということで……田舎の山奥の館でのコメディとなりました。
というのも、メンバーの一人の兄丸君が妖怪物知り博士だったので彼の設定を参考に起こした……という流れですね。
コメディというよりは日常系に近い気がします。
ちなみにサークルメンバーの大半が日常物大好きさんですw
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。