閉演の挨拶
ピンスポ1、ツラの蒔苗へフェードイン。蒔苗うつむいて待機。BGM、世にも奇妙な
「ちょちょ、ちょっと音楽ちがくないですか?」
BGM止める。蒔苗胸をなでおろす。
「えー、そんなこんなで愉快な戦いがいくつもありました」
BGM、フェードインで結婚式のを流す
「……ちがうちがう。荘厳なのは合ってるけどもうちょい抑え目に」
蒔苗指パッチンで結婚式止める。BGM、卒業式のを流す
「そうそうこれくらい。楽しかったー、戦闘企画ー」
裏から蒔苗BCD、復唱
「という感じで今回の企画は一旦終了です。多数のお客様に集まっていただき、誠にありがとうございます。戦闘描写への考察を深めるだとか、よその描写の仕方を真似してみるだとか、皆さまの戦闘筆力への一助となれば幸いです」
拍手SE。蒔苗スポットから出る。はけ口3へ移動
「じゃーまあ長々やっても仕方ありませんし。それではまた次の企画でお会いしましょう。そのときまで、さようならっ!」
蒔苗はける。暗転
観客はける。
蛇足:個人的な戦闘描写プラン
1:大枠プロット。
戦略や駆け引き、必殺技による両者の見せ場を大体三か所以内で作る(優位な立場の移行・出し惜しみがこれ以上行われると「最初から全力出しとけや」となる気がする)
2:様子見か一撃必殺。
互いに能力が未知のものなら牽制する。もしくはいきなりぶっぱ。より早くより強くを第一に。初手を制するものが戦いを制する。互いに能力が既知ならば、得意な間合いに変えるもしくは相手の苦手な間合いを取る(奇襲させるのも当然あり)
3:互いの能力把握までの道のり。
能力の応酬の中で、キャラにはなるだけ丁寧に観察を行わせる。ここで違和感を覚えさせたり引っ掛かりを作ると最後の逆転などへの布石に。
能力既知の場合は苦手な状況への対策提示。無策の間抜けはモブで十分。さらにこれに対する対策、などと裏をかいてその裏をかいて……という形式でやりとり。とはいえ1の通り、二転三転で留める。
4:描写中あまり喋らせない。
挑発、対話などはあっても、それは観察や陽動や確認、交渉への布石であることが必要。ただし気合いを入れるための絶叫と罵倒と技名は可。それ以外の思考を描くのならなるだけ地の文で。
漫画ですがハンタの護衛軍とか王との戦闘、あるいはホーリーランドとか描写がいいと思います。超高速戦闘なのに、十秒が長く感じられる。小説ならFate/zeroの切嗣対言峰。今野敏さん著作の戦闘シーン。
5:決着。
地形利用、弱点の看破、己の能力の応用、相手の能力の利用など、なるだけ与えられた状況を使う。主人公補正の覚醒や解放は出すとしても二転三転の二転に置いて、その後三転目で相手にも見せ場を作って締める(でないと相手が小物化する場合がある)
良い意味でも悪い意味でも参考になれば幸いです。
それではまた。