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影と共に走る

作者: 暇庭宅男

さよなら 私にさよなら

明日に惑うわたしに


誰かに裏切られるより早く

私は私を裏切っていた

守れなかった 自分への誓いが

街の雑踏へ消えていく


誰かが発した身勝手の

言葉を咎めようとするたびに

私もそのうちの一人だと 嫌でも気付かされて

全てを愛せないから 今日も嘘をつく


私は影を振り切れない

どれほど早く走っても

背中にぴたりと貼り付く影の

重みで踏み出す足が鈍る


私が与えられた意味は何?

全てを愛せないから だから

その先を語る言葉を探している


走り出すわけを問われたあの日

平凡という神様から咎められた私

酷く拙い言葉で 言い訳ばかり並べていた


さよなら 私にさよなら

迷うことを厭っていた私に

痛みから逃げていた私に


瞼を開けて 今 目の前に広がる

この 美しくない世界

ああ でも ここから始めようと思うよ


裏切って傷つけて 果てのない痛みの続きに泣きながら

未来に何か繋がるかな 何か生まれるかな

私は走るよ 影とともに

私は行くよ 私の先へ

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