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終章 幸せを願う

(それじゃ、いってらっしゃ~い)


ふう、色々と手違いもありましたがなんとか少年を送り出すことが出来ましたね。


以前2人の異世界人がエルリオールへ迷い込みました。偶然起こった出来事を今回、意図的に起こしてみましたが、果たしてどうなるでしょうか。


ユウヤさんが合成魔人(アレ)を倒してから一年ちょい・・・今、彼らはどうしているでしょう?


ちょっと見てみましょうかね・・・






フルール村、


襲撃の傷跡はすっかり癒え以前の平和な風景を取り戻していますね。


相変わらず、狩人として村でのんびり暮らすリジルさん。


「よし、大猟大猟、スノウ冷凍保存頼む」


そしてこちらも、相変わらずリジルさんを側で支える氷の精霊スノウさん。


「はい!」


2人の生活は以前同様平和に続いています。


「あ、リジル様、今日この後精霊界(向う)に行って来ますね、

レイちゃんが最近機嫌悪いみたいなんで、様子見てきます」


「お~、ゆっくりしてきていいぞ」


前にユウヤさんと仮契約していた2人、光の精霊レイさん、闇の精霊ヤミさんは、

ヤミさんの希望でユウヤさんと正式に契約をしたようです。


が、ユウヤさんがなかなか2人を召喚しない(呼ばない)為、ヤミさんが落ち込み、そのせいでレイさんが怒っているようですね。


「リジル様、今ユウヤさんたちどの辺に居るんでしょうね?」


「さぁな、前に噂で島国クラインラントの内乱を鎮めたっていうのは聞いたぞ」


「どうしてその時召喚して(呼んで)くれないんでしょうね・・・」


フルールは今日も平和ですね。





召霊の森の精霊界、


特にこれといった変化も無くフルール同様、平和な日々が続いていますね・・・一部例外もありますけど・・・落ち込むヤミさんとユウヤさんに怒りを向けるレイさん、そこに裏技を持って現れる精霊の女王様・・・


「・・・つまり召喚術を逆に使うの」


「呼ばれてない・・・でも、ユウヤの処に・・・行ける?」


「そう、やり方はそんなに難しく無いから・・・」


大丈夫でしょうか、色々大変になりそうですね、頑張ってください。






アクアリス、教会、


ローラさんはマリアさんの仕事を手伝いながらクリスさんを救う方法を探しているみたいですね。


「ランド、これ読み終わったから返して来て」


ランドさんもマリアさんの手伝いとして教会に所属しているみたいです。


「何だこれは」


「何って見たら分かるでしょ、本よ本」


「いや、んなこと分かってる、オレが何だって聞いたのは量だ、これ百冊以上ねぇか?」


「128冊よ、さっさと行って来て」


「んな量今日中には無理だろ!読んだらそのつど返して行けよ!」


「別に明日までかかっても良いから、さっさと行く!」


「くそ、なんでオレが・・・」


「あ、そうだ」


しぶしぶ、何冊か本を抱え部屋を出ようとするランドさんにローラさんが声をかけます。


「このリストに載ってる本を代わりに借りて来て」


メモに記されている本の数はざっと200冊ってトコでしょうか・・・


「ふ・ざ・け・る・な・!」


さすがに怒りますか・・・


「さっさと行ってくれない?」


まったく気にされてませんね・・・ランドさん頑張ってください。


「あら?今ランドここに居なかった?」


ランドさんが部屋を出てしばらくしてマリアさんがやってきました。


「パシリ中」


「そう、用事を頼みたかったんだけど・・・」


「戻ってきたら伝えとくわよ」


「ん~じゃぁ、お願いしようかしら?」


ランドさんの仕事が増えました。頑張ってください。






某魔法王国首都


「ん?・・・これは?魔力が消えた?」


アキラさんはあの後も心剣の導き手として各地を旅しているようです。


今は目の前に有る城壁を見上げ首を傾げています。


「魔力が消えたのは心剣の力でしょうか?心剣の気配は・・・壁の向う、城の中ですか。

簡単には入れそうもありませんし、しばらくこの街で様子を見ますか・・・

もしなにかおこるようなら・・・その時は・・・」


アキラさんは今日も心剣の導き手として歩んで生きます。


心剣によって生まれたアキラさんが他の心剣の導き手となってくれたことは凄く有り難いです。


彼の出生後に経験した出来事を考えれば、人を滅ぼす側に回ってもおかしくなかったのですが・・・

彼は護ることを選んでくれた・・・


有難う御座います。これからも頑張ってください。








とある遺跡の最深部


「だから止めといた方が良いって言ったじゃないか!」


ええっと?どう言った状況でしょうか?

ユウヤさんが隣に居る男性に怒鳴りなが自分たちを囲む魔物を斬り捨てていきます。

男性は怯えた表情ですが、2本の宝剣を手に持ち必死に逃げ回っています。


「でもこれが無いとボクが父上の後を継げないんだ!」


「だから!それは君を殺そうとしてる奴等の罠だろ?!そんな掟はこの国にない筈だよ!」


「でも彼女と結ばれるためにもボクはやらなきゃいけないんだ!」


えっと、国の跡目争いに巻き込まれに行ったと言った所でしょうか?

隣で逃げ回る男性、王子?と話しながらも、ユウヤさんの刀は次々に魔物たちを斬り倒していきます。


「ここで君が死ぬのは予言された未来だ。

奴等もそれを分かっていて、君をここに送り込んだんだよ・・・

それでも君はその未来を越えようと言うの?」


「ボクは死なない!ボクが王になって奴等のせいで腐った国を変えなきゃいけないんだ!

ボクを慕ってくれる民達の為にも、愛する彼女の為にも、こんな所で死んでたまるか!!」


「ん、そうだね、君はこの国の未来に必要な男だ。

こんな所で死んでいい人間じゃない・・・

君が運命に抗うのなら僕は全力で君を手助けするよ」


彼は詠う、奇跡の刃と共に新たな奇跡を生み出す詩を・・・








遺跡の外、入り口付近


遺跡の中の様子を伺う女性が1人。

つい先程から騒がしくなっていた内部が再び静かになった、

そのため、内部の様子を調べに行こうかと女性は入り口付近をうろうろしていました。


「心配ですか?」


女性は後から声を掛けられ振り返る。


「誰?」


レニィさんは警戒する女性にゆっくり近付いていきます。


「唯の通りすがりの占い師です」


「占い師?」


「はい、大丈夫です。貴女の大切な人はもうじき帰ってきます」


レニィさんの言葉に続き遺跡入り口から足音が響いてきます。

入り口から2本の宝剣を手にした男性がしっかりした足取りで出てきました。


「!!」


男性は女性に微笑みかけます。


「ただいま、無事帰ってきたよ」


女性が男性に飛びつき2人は熱い抱擁を交わします。

そのままの姿勢で男性は女性に語りかけます。


「これでボクが次の王だと認めさせることが出来る、

これから忙しくなるけど、ボクに付いて来て欲しい」


「うん!」


2人はしばらく抱き合っていましたが、男性の方がふと気付いたように周りを見回します。


「あれ?」


「どうかしたの?」


「うん、遺跡の中で出合った少年と一緒に出てきたはずなんだけど・・・」


遺跡の外には2人以外の姿は有りません。


「そう言えば、さっきの占い師の娘もいない・・・」


「う~ん、ボクが無事に戻ってこれたのも彼のおかげなんだ、何かお礼がしたかったんだけど・・・」


「誰も居ないわね・・・」


「あ、名前も聞いてないや」




二人から少し離れた場所


「お疲れ様です。ユウヤさん」


「ただいま、でもまだだよ、彼らが帰る前にもう一仕事終わらせなくちゃね」


「はい、王子を罠に掛けようとした者たちを大人しくさせるんですよね」


「あぁ、行こう、これでこの悲劇は断ち斬れる」


ユウヤさんとレニィさんは遺跡の前の2人に背を向け歩き出します。



今日も彼は彼女のために悲劇を断つ。



彼らのおかげでこの世界(エルリオール)の悲しい出来事も減らすことが出来たでしょう。



僕はエルリオールへ大きく干渉することは出来ませんが・・・



先程送り出した彼はいったいどんな結果をこの世界(エルリオール)に残してくれるでしょう?




出来れば、それが誰かの幸せに繋がりますように・・・




それが彼の幸せに繋がりますように・・・




今の僕には願い見守ることぐらいしか出来ませんが・・・




この世界(エルリオール)に幸多からんことを願っています。



あ~、この章要らんかったかな・・・


まぁ、いいか。


お疲れ!これで エルリオール〜異界の勇者達〜 は完結となります。


俺の駄文にここまで付き合ってくださった方


重ねてお礼を申します。ありがとうございました。

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