五章2話 またまた試練、黒い剣
僕は自身の刀、闇夜を、ヤミは黒い剣を振るう。
僕のもヤミのも刀身が黒くて夜なんかだと見えにくいだろうけど今は昼、レイの白い鎌よりも見切りやすいので助かるけど、それは相手も同じみたいだ、お互いに斬撃を繰り出しあうが当たらない。
仕掛けるにしてもどうしよう、まだ見せていない技は伍薙だけだけど出来れば後の2対1に残しておきたい、なんて考えているとヤミのほうが先に仕掛けてきた。
「闇刃・・・」
レイの光の刃の闇版か?黒い斬撃が飛んで来た。風薙で迎撃、あるいは避けて対処する。
「闇よ・・・」
そして目暗ましの闇版かな?黒い霧みたいなのが僕を包むように広がる、これはすぐさま後に退避して範囲から離脱する、光の目暗ましじゃなくてたすかった。
ヤミもレイと同じような事は出来ると思っておいた方がよさそうだな、武器の破壊は無意味か?
さてどうしようかな?
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「あの剣技、やはり規格外ですね」
俺の隣で女王ミューズが呟いた、独り言だろうがそれに返事を返す。
「異世界の人間だからな、ユウヤに会って、あいつらの創る力はハンパねぇってことが分かったぞ」
さっきレイの鎌を破壊した攻撃もそうだ、何時の間にあんな技身に付けた?
「九薙 悠夜・・・彼はもしかして」
「あぁ、間違い無いと思うぞ」
「だったら、試す必要も無かったわね・・・」
「ん、いいんじゃねぇか?今のユウヤなら問題なく勝てると思うぞ」
風獣の丘での修行でユウヤは相当強くなった、さすがにランドには及ばなかったみたいだが、俺と組んだらあいつの時みたいに倒すことも出来るだろう・・・
そうだな、ここでの試練は問題無いとして、ランドたちをどう対応するかだな。
ユウヤは妹には手を出せないだろうから俺と組んでランドを殺るとして・・・
妹の方はスノウに拘束させるか・・・できるか?
レニィとアキラで雑魚の始末と遊撃か・・・戦力ギリギリじゃねぇ?
他に強者が加わったら負けそうだな・・・マリアに相談してみるか?
目の前では相変わらず戦闘を続けているが俺はまったく問題にしていない、戦いを見ながら俺はランドたちの対処法を考えていた。
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先程レイを倒した方法で突っ込んでみたけど見切られてしまった。同じ手は通用しないか・・・
「・・・・・・操影斬」
ん!ヤミが攻撃を仕掛けてくる、普通の斬り下ろしに見えるけど今までの攻撃と何か違う?
嫌な気配を感じて思わず双薙で迎撃していた。
それが良かった、双薙の斬撃はヤミの剣とヤミの影から伸びた斬撃を弾いた。
ヤミの動きに合わせて影からも斬撃が来る、うん、双薙を相手にするとこんな感じだな、久々の感覚に兄さんとの試合を思い出した。
「神風、無影刃」
ヤミの斬撃を受け流すと同時に加速してヤミの横を通りすぎ、すれ違う時に剣を居合いで斬り破壊する。
レイの時に見ていた為彼女に驚きは無いけ、レイと同じように剣を修復する。
けど僕はその隙を狙う、すぐさま反転してもう一度ヤミの横を通りすぎる。
剣を修復するのに気を回していたヤミが振り返った時僕はヤミの背後を取っていた。
「風薙」
終わりを告げる、加減して放った風の刃はヤミの背を打つ、倒れたヤミに刀を突きつける。
「・・・負けた」
二回戦、ヤミとの勝負も勝つことが出来た、次は2人を相手にするのか・・・
「終わりだ、ユウヤ。女王がもう十分だってよ」
観戦していたリジルたちが来た。
「ええ、十分ですよ、ユウヤさんに欠片を任せます」
どうやら三回戦は無くなったようだ・・・




