フルーツグラノーラ
いやぁ、まさか次話で完結とはな。涙が溢れて止まらない。リビングが水浸し。
俺はショウタ、甜菜だ。
「おい、有能そうなお前!名前は?どこ住み?」
「私はユー・ノウ。ギルドマスター様の慰め係をしております」
「ふーん、まぁもう出番ないと思うけどね。もう名前忘れたよ」
そうしてこの眼鏡をかけたナントカっていう女の誘導の下、俺はこのギルドの本拠地の本殿にたどり着いた。
「この扉の奥にギルドマスター様がいらっしゃいます。あの方は気難しい方ですので、勇者様とはいえ失礼のないように」
「お前まだセリフあったの?!?!」
俺のツッコミをよそに、ナントカは一際重くて固くておっきい黒ずんだドアを開けた。
「おお」
「やぁ。君が王国の期待を裏切り、この国と人々を荒廃させた勇者、ショウタくんだね。ニャ」
そこに居たのは2本の尻尾を持ち、黄色い腹巻きをした紅白色の猫の化け物だった。左耳の傷が、この雄猫のくぐり抜けてきた戦闘を物語っている。そして...
「えっ俺めちゃ歓迎されてるやーん。ギルマス替わりましょか?」
「は?」
目の前の地縛霊猫からプリチーさが消えていくのが分かった。この猫...強い!!キチガイだ!
「王国期待の転生勇者が旅に出向かないせいで、魔王ジロウーマル討伐に散っていった人間の数は最終的に53万をこえた。しかも!ジロウーマルはその最後の魔力をこの都市の洞窟に巣食う特級伝説爆絶超獣神暗黒最終究極悪魔マヤクッフに分け与えたのだぞ!!ニャ」
ギルドマスターは激昂していた。名を名乗れよ...どうせ妖怪だろ?
「という訳でお前が今日からジュゲムのギルマスだ」
「なるほど〜...え?」
「オレっちもう疲れたニャ〜w」
ギルマスはそう言いながら筒状に成型された麩菓子をチョコレートでコーティングしたものを貪りながらどこかへ行ってしまった。今日から俺はギルドマスター。ショウタは9,999,999,999,999人の兵を手に入れた!
つわものどもが夢の跡
夏草ァwwww




