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星屑の少女
少女 [[rb:宇宙 > そら]]を泳ぐ
外側を白で包み込まれた透明な髪、内側は大小様々な星々がちりばめられている。
鼓動は静かに、そして確かに、その者の存在を生命体とたらしめる証拠として、トクン、トクンと動いていた。
しかし、起きる気配はない
まるでそういうシステムかのように宇宙をさ迷い、もしくは寝ながら、ただただ手から生み出される[[rb:星屑 > コメット]]を降らしていく。
コメットは、偶然に当たった星と共に砕け散りそして、散らばった星屑は集まり、新たな星の卵となった。
彼女は自浄作用の一種なのだろうか。
もしくは、棄てられた厄災なのか…
目覚める気配はない
目覚める気配はない
めざめる…
感じたことのない柔らかさと、いつもより酷く感じる冷たさを併せ持つ光に照らされ…
少女は無意識に、その力へと傾けた。
目覚めるかもしれない。
私はこう名付けた
[[rb:星屑の少女 > スターライト]] グローリア