表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

はじまり

あれは蒸し暑い日だった。

汗が首もとを流れながら、家のドアを開けた。

あの日向けられたものを、私は一生忘れ無いだろう。

冷たく、怒りに狂ったあの瞳を。

「お前は、もう必要ないんだ」

そう父に告げられたことを……



「ミラお嬢様。おはようございます」

メイドのフィマの澄んだ声に起こされる。

彼女、フィスマリ・ドークは、ここ、アリクストール王国のドーク子爵家の四女だ。優しく穏やかな薄いピンクの瞳と、絹のように細いサラサラな黒髪が特徴的だ。

「六歳の誕生日おめでとうございます。今日は誕生記念パーティーに向けて、とても可愛く仕上げますよ」

「うん!ありがとーフィマ!大好きだよ!」

私がそう言うと、彼女は微笑んで、お礼を言った。

そして、準備にとりかかった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ