評価が貰えて、不要な感想を制限する方法考えてたら、とんでもない結論に至った
たまにエッセイで見かける話題に
「感想で作者が傷つくような指摘は避けるべきか否か」
といったものがあります。
「作者は傷つきやすいんだから、優しくしろ!」
「アドバイスなど不要だ!」
「いや、作者は読者の声に耳を傾けるべきだ!」
「向上心があるなら、キツい感想こそ宝だ!」
「そんなに指摘されたくなけりゃ、あらすじにでも書いとけ!」
「なろうに公開してる以上、指摘を受けるのは当然だ」
などなど、意見が飛び交います。
これらに対して、私は同意も反論もしません。
だって、私が何か言ったところで人は考え変えませんよね? という感じです。
さて、話は変わって、皆さんはブックマークや評価を作者側がお願いする、いわゆる「クレクレ」。
これをどのように思われているでしょうか。
「作者ってそんなポイント欲しいんだな、必死だな」
「クレクレする作者の作品は、その時点で読まない」
「やってると、思わずポイント入れちゃう」
いろいろあるかと思います。
もっと単純に「好き」「嫌い」でもいいです。
で、いわゆる作者側の視点から言いますと
「別に好きでやってないよ」
となります。
私の話だけで言えば、最初はPV付くだけで「おお、読んでる人いる」と思っていたわけですが、そのうち「誰もブックマークつけないな⋯⋯」「評価もされない、俺の小説なんて面白いと思う人いないんだな」とか、ネガティブな発想に陥ったわけです。
そのうち「小説家になろう」というサイトの特性、つまり「ポイントを取って、ランキングに載らないと作品を読む人は増えにくい」と気が付くわけです。
そうなるともう、ポイント欲しいですよね。
ポイントの獲得=読者の獲得な訳ですから。
全員が、とは言えませんが
「折角書いた作品、一人でも多くの人に読んで欲しい!」
と思う人は多いでしょう。
「いや、そこはクレクレなんかに頼らず、作品の質を高める事に労力を使いましょう」
と、思う人もいるかもしれません。
その場合
「質の高い作品を書く上に、クレクレする人」
との読者獲得競争=つまりポイントの獲得競争においては後塵を拝する可能性が高まるでしょう。
なので、現状から「クレクレ」を完全に排除するには
「クレクレは禁止」
と運営が規約で示すしかないと思います。
「クレクレしてない人に申し訳ないと思わないのか?」
「ズルい」
と、マナーの問題だと思う人もいるかもしれませんが、結局やらない人はやらないってのを何かしらの理由「見栄えが悪い」とか「ダサい」とか「クレクレしても評価されなかったら恥ずかしい」とか、単に面倒だとか、もしかしたらポイント評価システムに一石投じたい、とかあるかもしれないので、私にはなんとも言えません。
そしてここまで私が書いたのは、別に「だからクレクレは仕方ないんだ」というような事を主張したいわけではありません。
今こうですよね、って話です。
現状を私はこのように捉えています、という事です。
私は現在の状況をより改善するにはどうすればいいかな? と考えました。
つまり「クレクレなんてしなくても、読者が作品を読んだら、評価する」、その上で「それを作者側である程度設定できる」ということですね。
ただ一つ、この下で語ることは
「読者側から見れば、改悪しかない」
という内容になります。
さて。
皆さんは作品をブックマークしたことがあるでしょうか。
もし「無いよ」という方は、是非私の作品(できればエッセイではなく小説)を読んでみて、面白かったらブックマークに登録してみてください。
「あるよ」という方も、再確認の為に私の作品(できればエッセイではなく小説)を読んでみて、面白かったらブックマークに登録してみてください。
「ブックマークに登録しました」
という文言が、ポップアップ表示されますね?
これを利用します。
作品を読んでいて「次へ」を押した時に、未評価の場合に
「この作品を評価してみませんか?」
というポップアップを表示させます。
そして、このポップアップ上で、評価を行うことを可能にします。
もちろん「今は評価しない」も選択肢として用意します。
一度評価を行えば、「次へ」を押したらすぐ次話に飛べるようにします。
このポップアップ表示の頻度は、作者側で設定できるようにします。
各話にするのか、三話ごと、五話ごと、そんなものは表示しない、など。
そして、なろうにログインせずに読んでいる場合は
「小説家になろうにユーザー登録しませんか?」
のポップアップが、設定している頻度で出現するようにします。
すでに登録しているユーザーなら、そこからログインも行えます。
つまり。
「作品を評価したほうが、しないより読み進めるのがスムーズになる、ということを作者側が設定する権利を与える」
と言うことです。
言いかえれば「評価をしない方が、読む上で面倒」という状態ですね。
でも「自分は最後まで読んで評価したい」という読者様もいるでしょう。
その場合「申し訳ないけど、ポップアップ毎回閉じてね」となります。
それか「ポップアップうざいし、それを乗り越えるほどには作品が面白くない、と判断したらブラバしてね」でしょうか。
さて、作者側の都合を押し付けるような話かもしれませんが
「ブックマークや評価の有無および、評価したポイント振り分けによっては、指定した話数以降はその先作品を読む、感想を書くのをお断りする機能」
があるとどうでしょう。
例えば文章、ストーリーそれぞれに1:1をつけて回る方がいます。
本当にそう判断したかどうかはおいておいて、その評価を受けた作者側の反応として
「あっそう、ふーん」
「2ポイントラッキー」
と気にしなかったり前向きに捉える人もいれば
「え、両方1⋯⋯俺の小説そんなにダメなのか」
と、深刻に捉える人もいます。
これは個人的な意見になりますが
「文書やストーリーが最低、という判断をした作品をそのあと読む? 読まないよね普通」
となります。
だからこそ、作者側で
「10話以降は、ブックマークした人のみ!」
「俺はこの作品を絶賛する人にしか読んで貰いたくないし、感想も欲しくない!」
「どんな人でもいいから読んで、できたら感想下さい、指摘もバンバンどうぞ!」
という意思表示が可能な機能をつけます。
最低評価のみ弾く、3:3以下は読まなくていい、いや俺の作品は名作だ、5:5の奴だけ読め! いやいや、誰も弾かないよウェルカム!
など。
これはもう一つの側面として
「ポップアップ面倒だから、とりあえず1:1評価しといたろ」
を防ぐ意味もあります。
仮に感想受付を「5:5評価者のみ」と設定します。
この場合に
「作者に取りあえず指摘したいから5:5で評価してから感想にダメな点を書いてやろう!」
という人がいたとして、実際感想欄でダメ出ししたとします。
その場合「え? じゃあ5:5評価おかしいよね?」
となります。
つまり「作者にダメ出ししたいが為だけに適当な評価付ける人」という評価がその方には下されるわけです。
なので全ての感想を、というのは難しいと思いますが「指摘やダメ出しなんてして欲しくない」という考えの作者様の場合、評価の内訳によって感想欄への書き込み制限をすることで、ある程度、意思表示をすることができるでしょう。
そして書き込み後に評価を下げ変更した場合、感想も消えるようにします。
今は感想の受け付けが三種類ですが、受け付け方法にバリエーションをつけてみる、という感じでしょうか。
では、上の機能を実装した場合のデメリット(読者が面倒だ、以外で)。
すでに人気の作品、読者数が多い作品で、作者が
「ブックマーク、高評価した人以外は読むのを制限する」
を実行した場合、恐ろしくポイントをかき集めます。
そして、それをするのが当たり前になった場合、今以上に新人作家、不人気作家と人気作家の差は開きます。
まあ、人気作家にとってはメリット、そうじゃない作家にとってはデメリット、ですね。
だからまあ、こんなのは導入すべきではないですね。
以上!