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安夏先輩は何故か僕に絡みたい。  作者: たかしろひと
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壁の間に

「お、良いところに」


 僕は呆然とした。とある日の放課後、部室に来たら、安夏先輩が壁と本棚の間に挟まり、動けなくなっていたのだ。

可愛らしい顔は潰れて歪み、ボリュームのあるボブショートヘアー はペタンコになってしまっている 。


「どうやったらそんな状況に?」


 隙間に何か落として取ろうとしてたのだろうか。


「いやそれが。本棚の上にのぼってたら、間に落ちた」


「ばかですかっ、なんで上ったんですか」


「猫の真似?」


「なんで今、ここで?」


「思いついたからに決まってるだろ」


「おうちでやって下さいっ」


 先輩、可愛いと美人が混じった奇跡の顔立ちをしているのに、時々アホになる。


「それより偉大な先輩を引っ張れよ」


「あ、やっぱり助けてほしいんですね」


 幸いなことにこっちから引っ張ったらすぐに脱出することが出来た。先輩は細いからね。


「ふう。お前が来なかったら白骨化するところだったな」


「いや、その前に色々過程があるでしょう」


「よし、礼に今日は何か奢ってやる」


「礼? いや、別に良いですよ」


「クラクラパーラーパフェとか言うコジャレた店が出来たらしいじゃないか。そこでパフェを奢ってやる」


「あそこって、女子とカップルに大人気って聞きますけど」


 女子でもカップルになる相手もいない僕は気まずいだけだ。


「良いから、付き合えよ」


 先輩は何故か嬉しそうに笑った。

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