ヒキコモリゲーマー、大問題を起こしてしまう4
本を開くと、中は結構しっかりとした魔法図鑑になっていた。魔法は本当にあるのではないか?、と思わせるほどに。私はシステムに問いかける。『システム?いるか?』『あぁいる』『魔法って再現できるのか?』『現段階の知識では難しい、私はお前が見たもの、記憶を学習していくからな』『じゃあ私が転生者なの知っていたのか』『当たり前だ』『そっか、わかった。とりあえず本を読み込んでみるよ』『そうか、また用ができたら呼んでくれ。失礼する』
うーん、とりあえず読んでみるかぁ。それにしてもシステムって全知全能だと思ってたんだけど、そうでもないんだな、と考えながらページをめくる。目次を見ると、それぞれの級ごとにわかれている。級は、
初級、中級、上級、ここからは流派に別れていて、
帝流、王流、華流、神流に別れている。
流派は級を全て習得しないと習得出来ないらしい。それに、流派は自分で選べなく、練習方法によって変わるらしい。『システム』『なんだ?』『システムじゃなんか呼びずらいから名前つけてもいいか?』『別に構わないが…』『じゃあ私の好きな宝石、サファイヤからとってサファで』『サファか。悪くないな』『悪くないでしょ』『そうだな、用件はそれだけか?』『いや、本題は別なんだけど…』