ヒキコモリゲーマー、転生する1
初めての作品です。よろしくお願いします。
宮白莉奈、14歳、好きなことはゲーム。嫌いなものは人と学校。小学四年生の時にいじめが原因で引きこもりはじめた。
最初は両親にも心配された。学校の先生にも家に来られた。けれど私にはどうしても心配よりも、普通のことをして欲しいと言われている気がしてたまらなかった。
けれどゲームは自分のことを受け入れてくれる、そう思った。
2年も経てば心配ごっこにも両親も飽きてきたようで。先生も家に来ることはなくなった。私は心底嬉しかった、これで毎日のように気持ちの悪いくらい優しい言葉を並べられることも、毎日のように先生に「××さんも反省しているよ」などの言葉をかけられることもなくなった。私はさらにゲームにのめり込んでいった。寝るのも食べるのも忘れてレベリングをした。「ナイス…キャリーです…。」今日もいつも通り周回をして敵を倒す。本当にいつも通りのはずだった。あ…れ?倒れ…る。ご飯最後に食べたのいつだっけ?まぁなんかゼリーとか飲めば大丈夫。あれ?前が見えない。もしかして、死ぬ?死んじゃうの?そう思うと涙が出てきそうになった。死にたく無いと思った。だが現実は願っただけでは叶わない。私はあっけなく死んでいった。