Stage 4 黄昏の精霊郷 〜沈黙の精霊と歌う異邦人〜　音楽とギターを愛する普通の青年は、チート無しで病める世界を救えるのか？

音楽とギターを愛する吉良維織は、１９歳の時に音楽仲間だった最愛の彼女を病気で亡くしてしまう。
そして失意のどん底に沈み、惰性で生きるようになってしまった。

それから４年間が経った。維織は立ち直れないまま無気力な生活を送っていた。
唯一の人間らしい活動はバイト先のマスターとのギター製作だけ。

そんな維織は、ある日を境に不思議な夢を見るようになる。
夢で女性が懇願するのだ。
『病に冒された世界を救ってほしいーーー』と。

病に冒された彼女に何も出来なかった維織は、意を決して異世界へ転移する。

しかし『魔王を倒す』とか『貴方が勇者です』とか『この漲るマナは……！！』と言うようなこともなく………夢の女性は言う。

『ただ生きて欲しい』……と。

再び維織の心に音楽が流れるのか？
維織は病める新天地を救うことができるのか？
精霊郷テラデアは、イオリを迎えどう変わっていくのか……？