通話
トゥルルルルル♪
太ったネズミの着信音が鳴り響く
『やっほー。りゅーいち君。今日も元気にシコってるかい?』
「お久しぶりです。先輩。はい今日も元気です」
先輩は下ネタが好きだ・・・
付き合う前はそんな素振りを全く見せなかったけれど
僕と付き合ってから、はっちゃけてきた。
『そうかそうか、それは何よりだね。
前連絡した時は気落ちしてたみたいだったからね』
「はぁ、まぁちょっと今は昔を思い出している暇がないというか・・・」
『ふーん。新しい彼女でも出来たのかい? この浮気もの』
「いやいや。先輩と分かれてから誰とも付き合ってませんよ。まだそんな気持ちになれません」
『まぁ、信じてあげるよ。
でも、すぐに彼女になれそうな娘が近くにいるんじゃないかい?』
「本当に居ないですって。僕は先輩一筋です」
『それは嬉しいね。でも、新しい彼女が欲しいならボクの事は良いよ』
やけにしつこいな
まさか・・・香織の事を知ってるのか?
「ちょっとしつこいですよ。先輩。
そんなに言うなら、直接分からせに行きますよ」
『いやん♡ 体で分からせられちゃうっ♡』
「・・・それより先輩の方はどうなんですか?
大学の方で・・・新しい人とか・・・」
『いやー。今はいないね。
ボクって自分から、下ネタ言うのは好きだけど
あんまり知らない男から言われるのは嫌いなんだよね。
今入ってるサークルはチャラい奴が多いから失敗したかもしれない』
先輩は外面はクール系美人なのに
ボクっ子で中身が下ネタスキーのムッツリスケベだからなぁ・・・安心は出来ない。
「そうですか。それならそのまま綺麗な先輩で居てください。
来年追って行きますから」
『それはりゅーいち君次第だね。
最近、連絡くれてなかったじゃないか?』
「すみません。これからはもっと連絡します」
『あぁ、そうしてくれ。
放おっておくと、寂しくて手近な男で満足してしまうかもしれないよ。
ボクはウサギみたいな娘なんだ。構ってくれないと居なくなっちゃうよ』
「嫌です。僕は先輩が良い。先輩は僕じゃ、嫌なんですか?」
『嫌じゃないよ。嫌だったらセックスなんてしなかった。
でも今は駄目だ。
今は君の想いを受け入れるわけにはいかないんだ』
「・・・はい・・・でも寂しいです」
『そうか・・・それじゃオカズに出来そうな物を送る様にしよう。
それを使ってボクの事を思い出して欲しい』
オカズ!!って事は際どい写真が!?
「そ・・・それは嬉しいですけど」
『フフフッ。
私にはぐぐる先生と言う強い味方がいるんだ。
参考に出来る写真はいっぱいあるからね。
品質は期待をしてくれて良い。
毎日、ボクの事を思い出してピュッピュしていいよ♡』
ヤバい、期待に胸が、、、いや股間が膨らんでしまうよ!
ありがとう!先輩!大好き!
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あとがき
最初のプロットでは、二章になるまで
元カノ先輩を出さないつもりだったんですが、、、
元カノ先輩とお互いに心残りがあると言うのを自然に入れるならここだろう。と
登場させることにしました。
不思議な事もあるもんだ(すっとぼけ