表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/28

交感はしていない

香織は相当ヤバい奴で

僕の言い分を聞いてくれない事は分かった。


しかし突き放すとすぐ死んでしまいそうだ・・・

こんな美人の自殺補助なんてしたくないよ。失ってしまったら世界の損失だ。


「たしか、朝言っていた感じだと。

龍二とは、学校では話さない約束だったんだよね?

僕もこれから、そうしたいと考えているんだけど。香織はいいかな?」


「カ・オ・リ・ン! ちゃんとカオリンって呼ばないならりゅーくんの言う事は聞きませんっ」


いや、可愛いなっ。そんなぷりぷりしてあだ名を強制するとか

付き合いたてのカップルかっ!


「・・・カオリン。学校では話したくないんだけどいいかな?


他の人から詮索されたくないんだ」


「うん! いいよ! その代わりに夜にメッセやボイスしたいな」


「ボイスは出来るか分からないけど。メッセならいいよ。

でも、すぐに返信しないかもしれないよ?」


「寝る前に一回でもいいから・・・お願い。

夏休み中送ってたのに返信ないのは寂しいよ。

というか、ずっと既読つかないんだけど、どういう事?」


そもそも、ID交換なんてしてないんだから既読なんてつくわけがない。


「龍二とはID違うから、メッセをみれないよ」


「ふーん。じゃぁ今ID交換しようよ。

それなら見てくれるね?」


「わかった。一日一回だからな?」


「OKOK。ま、そんな事を言ってられるのも今のうちだよっ!

すぐに一日一回で満足出来ない体にしてあげるから、覚悟してよね!」


こうして、僕と香織とのやり取りは寝る前に一回行う事になり


毎朝 おはよう から おそよう おやすみの連絡がくる様になった。

でも僕たちはID交換はしたが交感はしていない。

お読みいただきありがとうございます。

ぜひブックマークや評価などをお願いします。

評価は下方にある評価欄の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして頂けますと執筆の励みになります。


香織イメージ画像

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ