求婚
僕は、先輩・・・・いやこれからはめぐみと呼ぼう。
めぐみと大学卒業と共に結婚をしたいと考えている。つまり婚約だ。
あぁ、ドキドキする。高1の時にバイト先で先輩に告白した時と同じくらい緊張する。本当は直接話せるといいんだけど。
今回は、うちの家に挨拶に来てもらう事になってしまった。
その時では遅いし。めぐみがもし。断る様だったらその後が気まずすぎる。
もし、断られたら・・・・ん? 何か違和感がある。おかしいぞ。
なにがおかしい?
同棲はOKなんだよな? どっちにしても??
あれ? そんなに緊張する必要はない???
あとでもいい?
でも、後にすると、なんかいつまでも言わない事になりそうだ。
今日言おう。
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トゥルルルルル♪
太ったネズミの着信音が鳴り響く
今日はなんだか元気づけてくれるようだ。
『はい。龍一です』
『やっほー。突然ボイスしたいだなんてどうしたんだい? なにかサプライズでもあるのかね?』
相変わらず、察しがいいな・・・まぁ当たり前か。この流れなら。
『そうですね。あります。僕は、先輩と同じ大学に入れる事になりました。以前、大学生になったらまた付き合ってくれるって言ってたじゃないですか。覚えてます?』
『うん。覚えてるよ』
『それでですね。今度は結婚を前提にお願いしたいです。あと出来ればこれからはめぐみっていつも呼ばせてください。先輩呼びだと・・・その前と同じで先に進んでない気がします。』
『うんうん。その言葉を待ってたよ。嬉しいよ♡ りゅーいち君♡』
あれ? なんかちょっと軽くない?
嬉しいは嬉しいみたいだけど。もっとなんかこう? 有るんじゃないの?
こんなもん? 電話越しだから分からないだけ???
なんか人生のイベントを1つ失敗した?
余計な事を考えてると・・・・めぐみはこう切り出した
『・・・・・それじゃ、挨拶に行った後デートしたいな。んー。そうだなぁ。場所はどこかのモールでいいかな。あ、その時は二人っきりだよ。勿論』
あ、それ僕から言わないといけないやつだったんじゃ・・・・っていうか、プロポーズする前に用意する奴だったんじゃ・・・・・
でも、指のサイズなんってわかんないよ。
どうして物語の中だと事前に指輪のサイズが分かるの?
だって、女性に薬指のサイズ教えてなんて言ったら、
あ、これは指輪をプレゼントですね。って分かるじゃないか?
世の中の男性は一体どうやって自然に薬指のサイズをサイズを聞くんだ?
全くわからない。他の指ならともかく、薬指だよ?
彼女からアピールしないと無理じゃない???
どうでも良いことに思考がそれてしまった。
『はい。大丈夫です』
『そのうち、敬語も止めてくれるといいかな? もっと気楽にさ』
こ・・・これが年上の貫禄か・・・・
『うん。大丈夫。これでいい?』
あ、思いついた事がある
『土曜日の午後、うちの親父が空いてるそうですけど。出来れば午前に来てもらってそこで買いませんか? 指輪を』
『・・・・・・そうしてくれるかな。いや、ご両親に挨拶する前に指輪買っちゃおうだなんて、大胆だな君は、普通は帰ってからだと思ったよ?』
『それだけ本気って事だよ』
それにびっくりさせたかったしね。上手く行ったようだ。
『あと、うちの両親にも挨拶に来てもらわないとね。予定確認しておくよ。それなら土曜日は実家戻るか・・・・』
当たり前だけど。そうだな。
今度の土曜日は忙しくなりそうだ。





