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訪問

先輩の家に泊まる当日になった。

もう朝から気分がウキウキして仕方がない。


そんな雰囲気を感じてるのか

香織が不機嫌そうにしているが。無視だ無視。


「私の彼氏は今日はとっても気分が良さそうね? そんなに元カノさんに会えるのが楽しみなのかな? かな?」


無視だ無視。気にしてしまったら幸せがどっかに行ってしまう。


「私の彼氏が二股クズ野郎な件について・・・やっぱ監禁しないとダメなのかな」


「まぁまぁ、カオリン。きっとカオリンも先輩に会えば、きっと先輩の事が好きになるよ」


「・・・ならないよ」


少し香織に距離を詰めつつ問いかける


「ん?」


「どうしても嫌なら行かないけど? 今はカオリンの彼氏だしね。


でもそれは卒業までだ。その後は約束出来ない」


「はぁ。やっぱり二股野郎じゃない。はいはい。今回は敵情視察にいきますよ。それでいいんでしょ」


不満そうだけれど、行く事には同意してくれた。


そもそも、僕が香織を連れていきたいわけじゃないのに理不尽だ。

それなら来るなって

怒るともっと状況が悪くなるんだ。


お兄ちゃんはつらいよ。


先輩には夜ご飯は別でと伝えてるので、駅周辺で適当に食べてから行く事になるな。

何食べよう。


「香織は何食べる? 先輩の所に行く前に軽く食事していくつもりなんだけど」


「んー。お寿司。回らない奴」


「あからさまな時間稼ぎは止めなさい」


「じゃぁ、回る奴でもいい」


「じゃ『スシリーナ』にするか。安くて美味いし」


「さんせー」


スシリーナに入店した。すぐに席に案内してもらえたので

さっそく注文しよう。


「スシリーナって、サイドメニューが妙に充実していていい感じだよね」


「そうだね。最初スシ屋なのにラーメン?? ケーキ??? って思ったけど

頼むと意外と合うのよねぇ」


「しかも安いんだこれが」


「なんか、ぐぐる先生によるとスシリーナやザイセに気軽に入れるカップルは長続きするらしいよ?」


「ヘェ、ソウナンダ。とりあえず頼もうよ」


不満そうな香織の顔を横目に注文していく。

まずはマグロだな。あと軍艦食べたい。のとラーメンだ。

スシリーナに来たら謎の義務感でラーメン食べたくなる。


「カオリンはどうする?」


「回ってるのを適当にとる。あ、でもこのケーキ食べてみたい」


「ケーキは最後にしようよ。流石に。味噌汁はどう?」


「そだねー」



--------------------------


ふぅ。満足満足。

「じゃ、支払いしようか。お会計はどうする?」


「ん。割り勘で。こういう時は割り勘するのが長続きの秘訣ってぐぐる先生が言ってた」


ぐぐる先生好きだなー。さっきもスシリーナに入るカップルがどうのって言ってたし。

ぐぐる先生はなんでも知ってるね。

知ってる事だけだよ。


腹ごしらえも済んだし

先輩の所にいこう。なんか適当に飲み物とお菓子もかっていこう。


カントリーマミー買ってこう。

年々、パッケージが小さくなってる気が・・・世知辛い世の中だ。

今日は奮発してルイーズのチョコも買ってくか。先輩チョコ好きだし。

北海道名産だった筈なのに、最近はわりとよく見かけるね。

あと、ポテチも買ってこう。



--------------------------



ピンポーン♪




ガチャガチャ


「久しぶりだね。りゅーいち君」


「はい。お久しぶりです。先輩」


「こんばんは」


「先輩これ、お土産です」


「あぁ、ありがとう。お。ルイーズのチョコか。これは冷凍庫にいれておこう。

冷えたチョコの方が好きなんだよねー。


さ、入って入って」


「「おじゃましまーす」」


先輩の部屋は物が少なめで、白を基調としたミニマリストって感じの部屋だ。


加湿器アロマを炊いてるのか良い匂いがする。


先輩はチョコを冷蔵庫に入れて飲み物を持ってきてくれた。


「改めてお久しぶりです。長い事顔を見せられなくてすみません」


そういって僕は先輩をハグした。

先輩もハグを仕返してくれる。

やられたらやり返す。恩返しだ!


「うん。メッセはくれていたから大丈夫だよ」


このままずっとしていたい・・・。


「・・・私の彼氏が目の前で浮気している件について」


「あぁ、先輩とはいつもこんな感じだから」


「あぁ、そうだよ。これが普通だ」


「普通なのに抱き合ったり。手を繋いだりしてるの? と言うか別れたんじゃないんですか?」


先輩の手が柔らかい。この手を離したくないよ。

相変わらず、小さくて・・・触ってると幸せになる。


「ボク達は別れたが、将来結婚を考えている仲だからね。だから距離感としては自然だよ」


「意味がわかりません」


「君がそれを言うのかい?」


「・・・・・・」


なんかやりあってますね?


「二人共、僕の為に争わないでよ」


一度は言ってみたいセリフだ。一度だけげいいが。


「「それをアンタ(君)が言うの」」


・・・一度だけでいいが・・・

大事なことなので2度言いました。


「というか二人は会ったことあるの? 自己紹介してないけど」


「あぁ、一度だけ会った事がある」


「・・・・・そうね」


「ふーん?」


「それでどうする? シャワー浴びたら早速スル?」


香織いますけどー?


「あ、今回両親には勉強会するって名目で来てるんで親に連絡したあと

ちょっと進捗を先輩にみてもらおうかと」


「OK。それじゃまずはシャワー浴びてきなよ。ボクはもうシャワーしたから、二人で入るかい?」


僕と香織がシャワーしても先輩は気にしないのかな・・・やはり3P?・・・それともいつもの下ネタなのか・・・


「香織とは入りません。香織、先にシャワーする?」


「りゅーにぃが先にシャワーして。私ちょっとこの人と話したい」


喧嘩しないでね・・・・

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香織イメージ画像

挿絵(By みてみん)

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