1/4
プロローグ
これは中学生が書いたものです。
目覚めたら目の前に神様がいた。
何故、と思う人もいるかもしれない。
俺、山本 聖也もその中の一人であり、そして今それを目にしているものでもある。
記憶を遡ってみるが特に特別なこともなく、朝は大学に行って授業を受け、家に帰ってきたらすぐにバイトに行って夜10時くらいに帰宅し、布団に入って眠ったはずだ。
俺の前で、神様が口を開いた。
「私の名前は、フラール。訳があってあなたを異世界に転生させます。」
「えっ!転生てことは俺って死んだんですか?」
「ええ。あなたは気づいていないかもしれませんが、心臓麻痺でぽっくりと。」
そんなことを笑顔で言ってくる神様改めフラールに俺は少し恐怖を覚えた。