スキル説明
みんなー! おはよう!
私はリスレッタですぅ!
よろしくねぇぇ!
んんん、違うな、これじゃあ、あとで疲れるだけだ。
じゃあ、これならどう?
おはようございますわ、皆様。
私はリスレッタと申しますわ。
よろしくお願いしますわ。
いや、自分で言うのもなんだが。
これは無いと思う。
後で笑い方がおかしくなりそうだからやめよう。
次だ。
よう、おはよう。
あたしはリスレッタだ。
よろしくな!
いや、これじゃあ、ガサツな女みたいになってしまう。
次だ次。
おはようございます、皆様。
私はリスレッタと言います。
よろしくお願いしますね。
ううむ、これならいい感じと思うけど。
なんか、硬すぎやしないか?
じゃあ、これは敬語の時で。
んで、普通の喋り方の時は、これかな?
おはよう、皆さん。
私はリスレッタと言いう。
これからよろしくね。
うん、いい感じだ。
あ、もう始まったのか?
コホン。
おはよう皆さん。
さっきは口調の練習中? だから、きにしないでいわよ。
え? 何故疑問形って?
自分もよくわからないからね。
まあ、それはさておき。
現在は生まれたから三日目の朝。
昨日、オーディンの爺さんと話した後ですぐに寝てますので、あまり現状把握の時間がなかったわ。
だから今日、現状把握ついでに色々な情報を集めると思う。
目も何とか見えるようになったのだしね。
案外、早いわね、赤ん坊の視力が周囲になれたって。
てっきり一、二週間くらいかかるかと思ったわ。
閑話休題。
さて、私の現状は今、赤子のベッドの中に寝かされている。
頭を右に向けると、そこには机と椅子、窓、そして、扉がある。
左に向いていると、クローゼットがいる、けっこ大きい。
……。
前、見えない。
首、まだ座れない。
はあ、それは後にしましょう。
今は他にしよう。
他は……。
何もできないわね。
あれ? これ、昨日もすでに言ったような?
ま、まあ、とりあえず今は……。
あ、ステータスを開けようかな。
うん、そうしよう。
【ステータス】
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・名前 : リスレッタ・フォン・アルバルグ
・年齢 : 0
・種族 : 人族
・性別 : 女性
・状態 : 良好
・レベル: 1
・生命力: 20/20
・魔力 : 100/100
・体力 : 10
・筋力 : 10
・防御力: 8
・素早さ: 4
・器用さ: 7
・魔力質: 16
・魔耐力: 20
・精神力: 150
・運 : 100000
・魅力 : 100
・ユニークスキル:
絶対記憶・スキル創造[∞]・並列思考・思考加速・多重存在・アカシックレコード・魔力自動回復(極大)・自動再生(極大)・スキル強奪絶対無効・スキルコピー絶対無効・ステータス強奪絶対無効・ステータスコピー絶対無効・スキル削除絶対無効・成長率9999999999999999倍化・絶対隠蔽・絶対鑑定・毒絶対無効・状態異常絶対無効・即死絶対無効・無限収納・千里眼
・ノーマルスキル:
風属性魔法レベル─・水属性魔法レベル─・生活魔法レベル─・無属性魔法レベル─
・称号:
アルバルグ辺境伯の三女・勇者の一族・転生者・スキルを作る者・アカシックレコードを持つ者
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んん、スキルの詳細を見るのって、できるのかな?
《絶対鑑定の使用を推奨します》
あ、声が?
って、これってもしかして、多重存在のスキル?
《そうです》
やっぱりだったわね、そういう風に作っただもの、多重存在。
っと、絶対鑑定だったわね。
スキルの発動は念じるだけでできるよね?
《そうです》
そう、ありがとう。
じゃあ、とりあえずスキルを一つずつを鑑定してみようかしら。
まずは。
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・絶対記憶:
スキル保持者が見る、聞く、感じること全てをデータとして保管する。
スキル保持者がデータを必要な時に自動的にデータが脳に直接インプットされる。
データはスキルを保持する限り絶対に失わない。
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うーむ、機能は脳とさほどかわらないだけれど。
絶対に忘れないがいるだけでましかな。
まあ、作った時に〝絶対に忘れることはない〟のスキルを念じるだけだからね。
じゃあ、次。
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・スキル創造[∞]:
スキル保持者は新しいスキルを作ることができる。
スキルを使用する時に、念じただけでできる。
スキルの使用回数は制限される。
スキルの使用回数が0になると、スキルが自動的に消滅する。
使用回数:∞
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うん、まあ、あれだね。
私は悪くない。
オーディンの爺さんもすでにOKサインをくれたし。
何も問題はないわね。
はず。
じゃ、じゃあ、次。
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・並列思考:
スキル保持者は別々のことを同時に考えられる。
スキル保持者は作業しながら、別々のことを同時に考えられる。
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うん、そのままの意味わね、このスキル。
次。
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・思考加速:
スキル保持者の思考を加速ことができる。
加速の倍率はスキル保持者が操作できる。
加速の倍率、および時間が大きいければ大きいほど、脳に負担がかかる。
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まあ、それはそうわね。
思考を加速するには脳もその加速の倍率と同時進行の働きをするになるだものね。
はい次。
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・多重存在:
新たな人格としてスキル保持者のサポーターになる。
スキル保持者と会話、および質問を答えることができる。
スキル保持者が許可する場合、スキル、および体の操作権限を可能とする。
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うん、作った時のイメージと同じ機能だね。
じゃあ、次。
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・アカシックレコード:
全世界の知識が書かれている。
知識の検索方法はただ念じるだけでできる。
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うん、最初はね、知識が欲しいだけで作ったスキルなんだけれど。
どうせならって、全世界の知識も知りたいかなあっとおもってね。
作っちゃった。
うん、許可も取れたし。
問題ないはずわ……よね?
ま、まあ、次だ次。
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・魔力自動回復(極大):
スキル保持者の魔力の自動回復率を倍にする。
回復率は段階によるとそれぞれ。
・小:5%
・中:15%
・大:50%
・極大:100%
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・自動再生(極大):
スキル保持者の生命力、怪我、部位欠損を回復、および再生する。
回復、および再生の速度は段階によるとそれぞれ。
・小:5%
・中:15%
・大:50%
・極大:100%
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うん、一応、魔力と生命力の自動回復を上げた。
もし戦闘中が魔力切れになると、何か起きるかわからないからね。
ましてや生命力、恐らく死ぬだよね。
まあ、念のためということで作ったスキルわね、これ。
じゃあ、次。
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・スキル強奪絶対無効:
スキル保持者の全てのスキルをスキル強奪のスキルからの影響を絶対に無効させる。
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・スキルコピー絶対無効:
スキル保持者の全てのスキルをスキルコピーのスキルからの影響を絶対に無効させる。
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・ステータス強奪絶対無効:
スキル保持者の全てのステータスをステータス強奪のスキルからの影響を絶対に無効させる。
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・ステータスコピー絶対無効:
スキル保持者の全てのステータスをステータスコピーのスキルからの影響を絶対に無効させる。
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・スキル削除絶対無効:
スキル保持者の全てのスキルをスキル削除のスキルからの影響を絶対に無効させる。
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強奪、削除、コピーの無効も念のため、もし相手があのスキルがあるの対策。
一応、アカシックレコードに調べたのだが、あの三つのスキル保持者はあったらしい。
何千年で一人が出るかどうかくらいだけれどね。
まあ、念のため、というわけで。
はいはい次。
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・成長率9999999999999999倍化:
スキル保持者のレベル、ステータス、スキルレベル、技術、etc.の成長率を9999999999999999倍に上げさせる。
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うん、これはちょっと、いやかなりやり過ぎかと思うわ。
九千万兆って。
あ、あははは。
でも、うん、オーディンの爺さんも何も言わないし別にいいわよね?
問題無し。
Next。
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・絶対隠蔽:
スキル鑑定、解析を無効、および隠蔽されたステータスの情報を記載する。
スキル保持者のステータスを絶対に隠蔽させる。
隠蔽の使い方はただ念じるだけでできる。
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・絶対鑑定:
あらゆる物、および人物の詳細な情報を閲覧ことができる。
スキルの使い方は視界の中にいる物、および人物を鑑定で念じただけでできる。
スキル隠蔽の効果を無視させる。
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鑑定と隠蔽は異世界のお約束のスキルだから絶対必要。
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・毒絶対無効:
スキル保持者の体内の中にいる、あらゆる毒の効果を絶対に無効させる。
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・状態異常絶対無効:
スキル保持者の状態から、あらゆる状態異常を絶対に無効させる。
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・即死絶対無効:
スキル保持者から即死攻撃を絶対に無効させる。
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毒、状態異常、即死無効も絶対必要。
ないと思いたいのだが、貴族の家に生まれた以上、毒の体制は身につべきだとおもう。
この世界の貴族事情はまだ知らないけれどね。
でもまあ、用心にこしたことはないからね。
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・無限収納:
生き物以外、全ての物を異次元に収納ができる。
収納された物の時間は止まる。
収納の容量は無制限。
スキル保持者が死ぬ場合、異次元に収納された全ての物は消滅する。
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うん、これも異世界に必要なスキルの一つ。
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・千里眼:
遠く離れた場所を見ることができる。
距離に比例して、魔力の消費も上がる。
10km=魔力5
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はい、これが最後のユニークスキル。
正直、必要かどうかに問われると、答えはNoだけれど。
あったらあったで、何かに使えそうな気がする。
だから作った。
後悔はない、だってデメリットはないし。
と、次わね。
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・風属性魔法:
風属性の魔法を使えることになる。
スキルレベルに比例して、風属性の魔法が上手くなる。
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・水属性魔法:
水属性の魔法を使えることになる。
スキルレベルに比例して、水属性の魔法が上手くなる。
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・生活魔法:
生活魔法を使えることになる。
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・無属性魔法:
無属性の魔法を使えることになる。
スキルレベルに比例して、無属性の魔法が上手くなる。
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説明?
これだけ?
これ、説明になっていないだけれど?
ほら、使い方とか、何ができるとか。
はあ、仕方ない、ここはアカシックレコードに調べた方が早いわね。
あ、そういえば、多重存在は私のスキルを使えるよね?
《スキルの使用許可はまだしておりません》
じゃあ、アカシックレコードのスキルの使用を許可するよ。
《スキルアカシックレコードの使用許可を確認いたしました》
Ok、じゃあ早速、多重存在……。
長いわね、多重存在って。
呼び名をつけていいのかしら?
《私はマスターのスキルでありますゆえ、マスターがよいのであれば》
そう?
じゃあ、つけるわね。
《かしこまりました》
えーと、多重存在、ドイツ語でムリティプレエクシステンズからとると。
レクシー、でどうかしら?
《かしこまりました、今日からレクシーと呼ばせていただきます》
ええ、分かったレクシー、これからよろしくね。
《よろしくお願いします》
じゃあ、早速あの四つのノーマルスキルを説明してほしい、と言いたいところだけれど。
どうやら、私のお腹が空いたらしい。
何か無性に泣きたくなる。
ここは我慢せず、身を任せて、そして泣いた。
「おぎゃああ!! おぎゃあああ!! おぎゃああ!!」
泣いた数分。
ようやく、私の母親らしき人が部屋に入ってきた。
初めて見たな、今の私の母親。
お母さん、というべきなのかしら?
それとも、お母様?
んんん、ここは貴族らしくお母様でよぼう。
そう考えると、お母様が私に近づいていく。
綺麗な人。
銀髪ロングヘアで碧眼。
年齢は20歳程度だね。
……。
待って。
若すぎない?
私、三女だけれど?
少なくとも、お母様はすでに三人の子供を生ませたんだけれど?
いや、落ち着いて私。
この世界の結婚の年齢もまだわからないから、若い年で結婚を許可されるかもしれない。
そもそも、貴族だから、妾や第二婦人の可能性もあるから。
きっとそうわね。
うん、そうに違いない。
そんな事を考えると、ようやくお母様は私のベッドの近くに来た。
そして、私に話しかけてきた。
「・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・」
うん、何を言っているのか、全然わからないわね。
スキルの説明後この世界の言語を勉強しよう。
と、次のやることを決まった直後。
体に浮遊感を感じた。
どうやら、持ち上げられたのようだね。
「・・・・・・、・・・・・・・」
そう私に話かけたながら胸をさらけ出すお母様。
うん、発情はしないし、厭らしいことも考えない。
母親だからかな?
いや、それ以前に、私今すでに女の子になっていたし。
そのせいもあるかもしれないわね。
まあ、それはともかく。
今は食事だね。
いただきます。
はむ。
「・・・、・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・」
お母様は何か言っていますが、私にはわからないけれど。
後でレクシーに手伝って、勉強ついでに、翻訳しましょう。
《かしこまりました、マスター》
ええ、後でお願いねレクシー。
レクシーと話ながら食事をする数分。
ようやく空腹が満たされていく。
お母様の胸から口を話すと。
口から〝ゲプ〟の声が出た。
うん、赤子は食事ごいつもそうすると聞くが、多分あっている。
「・・・・・・・、・・・・?」
またお母様から話しかけてきた。
まあ、これなら何となくわかるわ。
多分、もうおわったのかしら? という感じかね?
そんな事を考えると、また急に眠気がやってきた。
うん、食事の後寝る。
赤子の特権?
それとも、子供の特権かな?
まあ、いい。
今は眠るとしましょう。
この眠気がどうもまだ耐えられない気がする。
ノーマルスキルは、起きたらまたつづきをしよう。
それじゃあ、お休みなさい。