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奪われた日常~広がるゾンビ達の狂気~  作者: オリオン
1日目、安全の崩壊
7/30

反対通路の捜索

反対側の通路に入って、私達は食料探索を再開した。


「うーん、この部屋にもないね」

「こっちもない」

「皆! こっち! こっち来て!」


桃ちゃんが何かを見つけたみたいで、私達を呼んでいる。

私達は急いで桃ちゃんがいる場所に集まった。

そこには、ゾンビの死体が転がっていた、死体をゾンビって言うのに、その死体って変な感じだけど。

とにかく、動かなくなったゾンビがそこには転がっている。


「どういうこと? ゾンビ? 何で動かないの?」

「まぁ、答えは簡単ですね、ここに誰かが来たって事でしょう、それにこっちの入り口にいたゾンビ

 あのゾンビの場所から考えるに、その誰かは、私達が入ってきた場所に逃げていった」

「じゃあ、この場所に生存者がいる可能性があるんですね!」

「そうなりますね」


生存者いるかも知れないって言うのを聞いて、私達はもの凄く喜んだ。

だけど、その生存者を探すには、あっちから出ていかないと行けない。

ゾンビがあんなにいる方に行くのは、もの凄く怖いよ・・・


「探したいけど、あっちに行くのは怖いよね・・・」

「そうね・・・」

「この場所に2階に上がれる階段があれば良いんですけど・・・」

「探してみましょう」

「はい」


そして、私達はこの場所に2階に上がれる階段がないかを二手に分かれて探すことにした。

私はいつも通り、久美ちゃんと行動だ、だから、先生と桃ちゃんが一緒に行動している。


「階段、階段ね・・・あれば良いけど・・・」

「見つかるかな・・・」

「うーん、無理かしらね・・・」


私達は色んな場所を探したけど、何処にも見つからない。

何でだろう、階段がないのかな・・・


「うーん、あ、そうだ、ねぇ、久美ちゃん」

「何? 階段がありそうな場所が分かったの?」

「いや、そうじゃないんだけどさ・・・あの最初に私達が倒したゾンビがいるよね」

「えぇ、3体ほどいたわね、それがどうしたの?」

「あのゾンビ、そこから入ってきたんだろうね」


私がずっと階段の事を考えている時に、浮かんだ疑問だった。

普通、生存者の人がここに来たんなら、あのゾンビは倒されてるはず。

だって、その生存者の人はあのゾンビがうようよいる方に逃げていった。

だけど、奥のゾンビを1体倒している。

だったら、その場所よりも奥にいたのかな? 3体も?

そんな疑問が何でか知らないけど、出てきた。


「そうね・・・可能性があるとすれば、あっちから3体入ってきて、何処かでその生存者がその3体を

 やり過ごし、逃げた、それか同行者の3人がゾンビ化して逃げた、色んな部屋に3体潜伏していた

 もしくは・・・向こうと同じで、外に繋がる階段があって、そこから入ってきたか、このどれかでしょ?」

「も、もしかしたら・・・その生存者って外から入ってきたんじゃないかな?」

「・・・・・・可能性はあるね、まぁ、どっちにせよ、上の階で隠れてるんじゃない?」

「そ、そうだよね」


外から入ってきたとしたら、その人は1人だったのかな・・・も、もしも1人だったら・・・

もしも、1人だけでこの建物に逃げ込んできていたとしたら・・・

それで、もしも噛まれて、何処かに隠れたとしたら・・・心当たりが1つある。


「ね、ねぇ、久美ちゃんが1人でこの中に入って、あの奥のゾンビの群れを見たら・・・

 久美ちゃんは2階に上がろうって思う?」

「いいや、絶対に隠れながら進むから、目立つ2階には逃げない」

「じゃあ、そうやって隠れながら進んだ場合、何処に行く?」

「ここの反対側の、私達が入ってきた方の非常口ね」

「そうでしょ? そこで私達って、ゾンビに襲われた・・・よね?」

「そ、そうだった! あの時私達を襲ってきたゾンビは1人・・・

 もしも、こっちからその人が入ってきたって言うなら・・・」

「その人はもう噛まれて、ゾンビになっちゃった・・・って可能性が高いんじゃ無いかな?」


あまり考えたくはないけど・・・多分そうだ、あの場所で倒されていたゾンビは

その逃げている最中に噛んだゾンビ・・・それで、そのゾンビを倒して、何とか逃げて、隠れたけど

その場所でゾンビになっちゃっていた・・・もしもそうなら、私達は危険に自分から突っ込むことになる。

2階もきっとゾンビが沢山いるし・・・それなら、何処かに隠れた方が良いかもしれない。


「うーん、そうだとしたら、無駄な労力ね、急いで先生達に話しに行こうか」

「うん」


私達は、先生を探して、この事を伝えてみた、すると先生も納得したようだった。


「そうですね、だとしたら、探すのは無駄ですか・・・」

「はい、それに、この場所は暗いですし、私達が別れてだと危ないですよ」

「そうですね、向こうと比べると明るいし、いけると思ってましたが、薄暗いのが1番危ないですか」

「じゃあ、こっちにあると思われる出口から出ますか」

「・・・うーん、一応確認した方が良いと思いますよ、2階」

「ですけど、探すのも一苦労ですし」

「ほら、あそこのありますよ、階段が」


桃ちゃんが指さす場所を見るとかなり暗いけど、目を凝らせばギリギリ見える階段が見えた。

こんな目立たない場所にあったんだ・・・わかりにくい。


「階段・・・こんな暗い場所に・・・」

「良く見つけましたね、桃さん」

「私は目が良いですから」

「折角階段があるなら・・・見た方が良いかな」

「そうね、もしかしたら他の生存者もいるかも知れないし」

「食べ物もある可能性がありますからね」


私達は桃ちゃんが見つけた階段を上って、2階に行くことにした。

ゾンビがいるかも知れないって言う不安はあるけど、可能性に賭けてみたいしね。

もしも、生存者がいたら、一緒に居た方が生き残る可能性が高くなるし。


「じゃあ、行きましょう」

「はい」


私達は警戒しながら、その階段を上り始めた。

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