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200文字小説集 vol.2

卒業(200文字小説)

作者: 日下部良介

発車を知らせるメロディがホームに流れる。

「お別れだね…」

そう言って彼女が電車に乗り込む。

僕は何も言えない。

ただ、彼女の顔を見ている。

電車のドアが閉まる…。


僕は思わず飛び乗った。

「次の駅まで…」

「うん…」


話したいことはいっぱいある。

でも、何から話せばいいのか…。

電車が次の駅に着く。

「ずっと…」

「えっ?」

「ずっと君のことを好きでいるから」

「うん」


帰りは一駅歩くことにした。

彼女との想い出をたどりながら。

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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読しました。 いい運動になりましたね、鉄人(*´ω`*)
[一言] もどかしい感じがどストライクで楽しめました。 短いながら情景が浮かんでくる良作です。 ありがとうございました
[一言] 本当はしんみりしなくてはならないのでしょうけれど、私は、毎回のデートの帰りが、このパターンでもいいと思いました。 今生の別れではなく、今夜の別れ。 でも、当人たちにとっては、身を引き裂かれ…
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