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第7話『変身』


 光が治まり最初に思ったのは、視界が歪んで見えて気持ち悪いと言う事だった。


「うわっ……あぁ眼鏡の性か、悪かった目がよく見える様になってるな、ってか視点が低くないか?」


 次に感じたのは視点が低く感じる事だ、体を見下ろすと小さな体が目に入った、手を目の前にかざすと、目に写るのは小さな子供の手。


「ちょっと待て、戦う為に変わる割に縮み過ぎじゃねぇか? つか完全に子供じゃねぇか」


 その姿は十代に届かない位の幼い姿で、元々伸ばしっぱなしの髪は長さがそのままな性か幼い容姿と合わさって女の子の様に見えた。


「そこまで大きな変化が出るとは……他の三人を上回る力を発揮するかも知れんのぅ、力の無さそうな姿じゃから純粋な魔導師の可能性が高いんじゃないかの?」


 ギュンターは真面目な口調で語るが、背を向けこちらに顔を見せない。


「可愛いわよ? 食べちゃいたい位に」

「とっても可愛いです!」

「うわぁ可愛いねー」


 3人からそう言われるが、可愛いと言われても余り嬉しくない、と言うか桜は目がマジ過ぎて近付いて欲しくない。

 なんだ食べちゃいたいって、オネェに加えてショタコンなのか。


「魔装具を装着した事で管理者登録が完了しました、初回使用の為自動展開を行います」


 いつの間にかフィーアが後ろから抱き上げてきて、そう言った瞬間。


 フィーアが溶け合う様に消え服が光を放ち何故か何処からか音楽が流れ始めた。


「みんなの笑顔を守る為、魔法の力を今ここに! (ちょっ……体が勝手に)」


 自分の意思とは関係無く、体が勝手に動き出し手を上に掲げ、口まで動き喋り始めた。


 目の前に熊や兎や犬に猫等、様々なデフォルメされた可愛いヌイグルミが出てきた瞬間、服が光と共に消え全裸になった。

 後から聞いた話では周りからはヌイグルミの性で、丁度よく股間や胸が見えなかったらしい、何で胸まで隠してんだよ。


 猫のヌイグルミが飛び付いて来ると猫プリントの下着になった、更に何故か猫柄のブラまで。


 次は兎が飛び付いて来てフリフリの白のスカートに、そのまま服もフリフリのブラウスとジャケットなって胸元に兎のブローチが。


 今度は犬が飛び付いて来ると犬耳と尻尾が付き、勝手に体が動きお尻を突き出すと尻尾が左右に揺れた。


 最後に熊が手元に来て如何にも魔法少女が持っていそうな先端に熊の模様が付いた杖に変わった。


 また体が勝手に動き、くるりと一回転すると腰辺りまでしかないマントが付いた

 最後に杖を目の前に突き出すと。


「魔法少女マジカル・ファンシー☆みんなの笑顔を守る為、悪い人にはお仕置きします!」






『魔装具展開完了しました、それが最も君に適した戦う為の姿よ、とても可愛くていいと思いますが、何か問題でも?』


 頭の中でフィーアの声が響くが、なかなか理解が追い付かない、その内容を認識した瞬間、俺は膝から崩れ落ちた。


「……マジかよ」

今回はキリがいい所で終わらせた方がいいかなー?と考えて少々短め。

やっとある意味この作品の見所の誰得?な、主人公の魔法少女姿を出せました。

一応先に言っておくと、他のメンバーはここまで凝った変身ではありません。

女性2人は多少体が勝手に動いて変身シーンの定番の、裸になって服装が変わる、と言う感じにはなる脳内設定ではありますが、変身の定番な台詞は無く割と短めになってます(私のイメージ上は)


桜はそもそも脱ぐと言うより増えます、むしろ顔さえ見えなくなったり


ちなみに5人目は変身後の姿はまだしも、変身シーン自体は主人公より更に誰得な感じになる予定。

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