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第76話『奴隷騒動』

忘れてて慌てて書いたけど間に合いませんでした。

書き溜めて無かった上に、某作者の畑に転生した主人公な作品を読み耽っていたら、いつの間にか間に合いそうに無い時間になってました。

まさかの主人公が畑とか自販機とか予想外な作品が多くてのめり込んでしまった。


今回はちょっと短めです。


 奴隷になった精霊を見付け後を追って、犯罪に手を染めていると思わしき屋敷に辿り着いた俺達。


 そんな俺達が今何処で何をしているかと言うと。



 普通に城で待機させられている。


 奴隷を買っていると思わしき屋敷を突き詰めたものの、ランベルトから『今すぐ問い詰めたい所だが、貴族が重罪に手を染めているのなら女王様に報告しなければいけない』と言われ、城に報告しに戻ったのだ。


 テンプレ的に俺達も参加出来ると思っていたのだが、女王様から『我が国の者が法を犯しているのであれば、それは我が国の者で裁かねばなりません』と手伝いを断られたのだ。

 まぁ、実際俺達が必要なのは相手の戦力に対して導入出来る戦力が足りない時であって、軍の人だけで解決出来るなら必要無いんだろう。


 何より、国と言うより世界が違うが、俺達は他国からの援軍兼来賓みたいな扱いに近いらしいので、自国内の問題を俺達に任せるのは国の面子が立たないから自国の人だけで片付けたいらしい。

 そんな感じな事を宰相のサヴァンから聞いた。



 ランベルトはこの国の国民であり貴族だが、強制捜査する家と関係があるので一時的に軍の監視下に入り関与の疑いを晴らす為に、自らの家への強制捜査に同行している。

 ランベルト自身が疑いを掛けられる理由を知っている上、ゴールド家は関わっていないと信じている為か、疑いを晴らす為に自らゴールド家を調査する事を進言したのだ。

 ランベルトは『我がゴールド家の疑いを早々に晴らし、本家の者として犯してはならぬ罪を犯した分家のシルバー家が捕縛される現場を見届けて来るよ、すぐに戻ってくるから待っていてくれ』と、疑いがある為手に縄を掛けられた状態でキリエに連れられて出ていった。






 結局どうなったかと言うと、ゴールド家はランベルトが協力しゴールド家の者もランベルトからの説得で積極的に協力した為スムーズに調査は進み、魔法も使って屋敷内を隅々まで調べられたが、関与の証拠になる様な物は全く出てこず一応疑いは晴れたそうだ。


 それに対してシルバー家の方は、調査に踏み込んだ際に抵抗があったものの、キリエ率いる魔法戦士隊に全員捕縛され、屋敷内から隠された地下室が発見されて地下室からは複数の奴隷以外にも違法に手を染めた様々な証拠が見付かりシルバー家の者は全員地位を剥奪され牢獄送りとなった。


 ちなみに奴隷は全員保護され心の傷を癒す為、国が面倒を見てどうするか決めさせるらしい。

 本人が希望するなら城で雇う事も視野に入れている、と聞いたがそもそも俺達の見てない所で救出され、そのまま何処かで保護されて最初に見た精霊以外は一目見る事も無いままなので、割と反応に困る。


 良かったとは思うが、結局最初に見掛けた以外では全く関わって無いので喜ぶべきか悲しむべきか。

 テンプレ的な感じに奴隷を救う感じになるかと思いきや、俺達は蚊帳の外のまま解決したので今一実感に欠ける。


 奴隷になっていたあの精霊達がどんな扱いを受けていたのかも知らないままだし、シルバー家とやらがどんな悪行に手を染めていたのかも分からないので、悪党を捕まえた実感も余り無い。

 なので、ハッキリ言ってテレビ越しに犯罪者が捕まり被害者が無事保護されたとニュースで見た位の感覚に近いモノしか浮かばなかった。


 で、ランベルトは一回戻って来たが、事後処理の為またすぐに出ていった。

『愛しの椿の側に少しでも長く居たいが、本家として分家の者が犯した罪を全て調べ上げ然るべき処罰を下すまで協力し、その末路を見届けなければならないんだ、数日は掛かりそうなので寂しがらずに待っていてくれ』

 とか何とか、女性だったので多少は拒否感は薄れたが、性格的にちょっとウザいのは変わらなかったので、少し清々した気がする。


 女性ではあるが、パッと見はイケメンな男っぽいので、ちょっと雑な扱い位がお似合いだ、イケメン爆発しろ。



 で、芋づる式に犯罪に関わった者が出て来ているらしいので、それの対応に追われ城内は慌ただしく行き交う人達で溢れているので、それを尻目にまた街に出て手伝いを探す気も起きず、だからと言って訓練をする気も起きないので、軽く4人での戦闘に関して話し合ってから解散した。


 話し合うにしても、実際に動いてやる気も起きず、そもそも若干気が乗らない雰囲気だったので、対して話す事が無かったのだ。



 まぁ、解散とは言ってもする事が無いので各自部屋に戻り。

 部屋に戻って来た俺は、色々と確認等をしていたんだが。


【蓄積魔力・参捌五弐零壱M】


 一、十、百、千、万、十万……三十八万?。



 ………………は?。

 い……いつの間にか半端なく増えとる~っ!?。

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